イラクと周辺国への部隊派遣国・参戦国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 21:44 UTC 版)
「イラク戦争」の記事における「イラクと周辺国への部隊派遣国・参戦国」の解説
人員は時期によって変動があるため、最大時期のおよその数を示す。イラクのほかクウェート、サウジアラビア、バーレーンにも駐留している。東欧・旧ソ連諸国からの派遣がある一方、湾岸戦争に参戦したアラブ連盟諸国は派遣しなかった。 2007年12月、国連安保理は駐留にイラク政府の同意を要すると定めた2004年の決議1546に基づき、多国籍軍の駐留を2008年一杯とする決議を採択した。この決議によりアメリカ・イギリス軍以外の各国駐留軍は2008年度で撤退した。 アメリカ政府とイラク政府はアメリカ軍の駐留期限を2011年に延長する二国間協定を締結し、2009年1月に就任したバラク・オバマ大統領は、2010年8月までにアメリカ軍の戦闘部隊9万人を撤退させ、イラク軍の育成のために残留する5万人は2011年12月までに全軍撤退を完了させると表明。2011年12月18日に全部隊がクウェートに移動、撤収が完了した。 アメリカ:168,000人 バラク・オバマ大統領が2011年までに撤収する事を決定(2011年12月撤収) イギリス:9,000人(治安部隊顧問団400人を残し2009年7月撤収) 韓国:3,600人(戦闘終結宣言後に増派)→参照:ザイトゥーン部隊(2007年撤収) イタリア:3,000人(2006年12月撤収) ポーランド:2,400人(2008年10月撤収) ウクライナ:1,600人(2005年12月撤収) スペイン:1,400人(2004年5月撤収) オランダ:1,350人(2005年3月撤収) オーストラリア:920人(開戦時2000人で侵攻 2008年6月撤収) 日本:800人(戦闘終結宣言後に派遣、陸上自衛隊600人は2006年7月末撤収 航空自衛隊も前述国連決議に基づき2008年末撤収)→参照:自衛隊イラク派遣 ルーマニア:850人(2006年撤収) デンマーク:540人(2007年8月撤収) ブルガリア:462人(2010年8月撤収) タイ:450人(2004年9月撤収) エルサルバドル:380人(2008年撤収) ホンジュラス:370人(2004年5月撤収) ドミニカ共和国:300人(2004年4月撤収) ハンガリー:300人(2004年12月撤収) シンガポール:180人(2005年撤収) グルジア:160人(2009年10月撤収) アゼルバイジャン:150人(2010年9月撤収) フィジー:134人(2010年12月撤収) モンゴル:130人(2010年11月撤収) ポルトガル:127人(2005年2月撤収) ラトビア:120人(2007年8月撤収) リトアニア:120人(2007年撤収) ニカラグア:120人(2004年2月撤収) スロバキア:102人(2007年1月撤収) フィリピン:100人(2004年7月撤収) チェコ:98人(2010年10月撤収) アルバニア:71人(2010年5月撤収) トンガ:44人(2004年撤収) エストニア:34人(2010年3月撤収) マケドニア:33人(2010年11月撤収) カザフスタン:27人(2010年6月撤収) モルドバ:24人(2010年7月撤収) ノルウェー:10人(司令部要員 2006年撤収) 北大西洋条約機構(NATO)からもイラク軍訓練要員が派遣された(2011年12月撤収)。
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