アトランティコFC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/03 10:16 UTC 版)
アトランティコFCはリーガ・エスパニョーラに所属する架空のサッカークラブ。マドリッド郊外のアランフェスがホームタウン。一部に昇格したトップチームを頂点に、その下にサテライトのアトランティコB、そしてその下にはフベニールと呼ばれるユースの、ラーヨ・アトランティコとシティオ・アトランティコの2チームが置かれている。リュウジは外国人枠の問題からシティオへ入団する。 志野 リュウジ(しの リュウジ) 上記を参照 エミリオ・デ・オルドニュエス シティオのMF(左サイドハーフ)。料理人の父の仕事の都合で一時期日本で暮らしていたことがあり、日本語が話せるためにリュウジの通訳を買って出る。リュウジがチームと孤立していた時も両者間をどうにか取り持とうとした。リーグでの活躍でアトランティコBに合流。怪我を負って仕事ができなくなった父のためにトップチームへの昇格を目論んでいたが、紅白戦で対戦したリュウジのスライディングが元で全治3か月の重傷を負い、そのことで落ち込んでいたリュウジを逆に励ました。後に地域リーグのチームに移籍する。 漫画版ではセビリアを訪ね、言葉に困っていた日本人記者の笹尾の案内を買って出る。ベティスの練習場に行き、リュウジを励まそうとしたがリーガのDFたちとのぶつかり合いで必死にもがき続けるリュウジの姿を見て、今はまだその時ではないと痛感し、その場を去った。その後、リハビリやトレーニングを重ねてアトランティコのトップチームに昇格。リュウジが出場停止のベティス戦で初出場を果たす。鍛え上げた上半身や無精髭と風貌も変わり、対戦相手に挑発した態度をとるなど精神的な強さを見せた。 アントニオ・マルティーネス シティオのMF(トップ下)。かつてはマドリッドのグランビア通りで日本人を相手に路上強盗をしていた問題児で、狡猾な性格。ゴールへの意識が高すぎる傾向があるがテクニックは確かで、リュウジとのプレイがかみ合ってからはパッサーとしての片鱗を見せる。リーグでの活躍でアトランティコBに合流。トップ昇格を賭けた紅白戦で、エミリオを怪我させてしまったことでプレイに精彩を欠いてしまったリュウジにわざと挑発した態度をとって、リュウジの闘志に火をつけさせた。 漫画版ではトップチームに昇格し、早くもスタメンを奪い取る。 ビセンテ シティオのFWで、巨漢のポストプレイヤー。観戦に来る母親から、ミスをするたびに怒鳴られていることからリュウジにマザコン扱いされている。リーグ終了後、上のカテゴリーに当たるディビジョン・デ・オノールの地元チームへ移籍する。 ハビエル シティオのDF(右サイドバック)。17歳にして2児の父親で、3人目も生まれることになり、稼ぐためにプロになることを目論んでいる。リーグ終了後、上のカテゴリーに当たるディビジョン・デ・オノールの地元チームへ移籍する。 セサル シティオのDF(左サイドバック)で、ブラジルのスラム出身。ロベルト・カルロス張りの太股を持つ。サッカーで稼いだ金で故郷に豪邸を建てるのが夢。リーグ終了後、外国人枠の問題から地区リーグのチームへ移籍する。 ベルナール シティオのGKで、ギニア出身。イングランドやポルトガルを経てスペインにやって来た。故郷に7人の兄弟がいるが、内紛により末の弟を失ってしまった。リーグ終了後、外国人枠の問題から地区リーグのチームへ移籍する。 パチ シティオのDF(センターバック)で、スペインのバスク州出身。地元の爆弾テロに巻き込まれ、右手を失っている。漫画版では日本のアニメマニアの一面を持つ。リーグ終了後、故郷のアスレティック・ビルバオの下部組織に移籍する。 マルコ・アクーニャ シティオのFWで、アンダルシア地方出身。ヒターノと呼ばれる少数民族の血を持つ。踊るような身のこなしでスペースに侵入するのが持ち味。転機となったアルカラ戦では2点を決めている。漫画版では姉がフラメンコのダンサーをしている。リーグ終了後、故郷のセビージャFCの下部組織に移籍する。 フェルナンド・ビダール シティオのMF(ボランチ)。バルセロナ出身で、大学教師の父親の転勤でマドリッドに引っ越してきた。物静かな風貌だが、的確なカバーリングで相手のボールを奪うのが得意。リーグ終了後、故郷バルセロナのチームのテストを受けることになった。 ミッチェル・イグレシアス シティオのDF(センターバック)で、母親がフランス人のハーフ。自身に血が半分流れていながら、何かとスペイン人に対して皮肉を放つ人種差別主義者。リーグ終了後、上のカテゴリーに当たるディビジョン・デ・オノールの地元チームへ移籍する。 ルイス・フェレール シティオの監督。髭面にサングラスがトレードマーク。攻撃を重視するタイプで、守備を疎かにしたり具体的な戦略を立てられないことから選手たちにその手腕を疑問視されている。リーグ終了後、条件の良いチームへ移った。 マノロ シティオのフィジカルコーチ兼道具係。日本での短期指導経験があり、フェレールより選手たち個人の能力を把握していることから、選手たちの良き相談相手になっている。リーグ終了後、次期監督が来るまでの間のチームを暫定的に指導している。 ロイ・スチュアード アトランティコBの監督で、イギリス出身。長くスペイン2部のチームを渡り歩いている。降格が決まったチームからトップチームに上げる選手を発掘するために、チーム内に競争原理を持ち込んだ。 カルロス・アルバレス アトランティコのトップチームの監督。守備意識が強く、結果を残せても攻撃的な姿勢を求める上層部やサポーターから非難されている。当初はトップチームに昇格したリュウジを見ようとしなかったが、最終節にてリュウジを途中出場させて、FCバルセロナと引き分けに持ち込んだ。
※この「アトランティコFC」の解説は、「龍時」の解説の一部です。
「アトランティコFC」を含む「龍時」の記事については、「龍時」の概要を参照ください。
- アトランティコFCのページへのリンク