ぱくる

デジタル大辞泉

ぱく・る

［動ラ五（四）］

１ 大きく口をあけて食べる。ぱくつく。「おむすびを—・る」

２ 人のものをかすめ取る。かっぱらう。「手形を—・る」

３ 他人の作品・アイデアを、自分のものとして発表する。盗用する。剽窃する。

４ 犯人などをつかまえる。検挙する。逮捕する。「現行犯で—・られる」

[可能] ぱくれる

大阪弁

ぱくる、ぱちる

大阪弁	訳語	解説
ぱくる、ぱちる	盗む、取る	「パクパク」「パクッと」の「パク」から。盗まれた品は「パチもん」という。パクられた、パクってきた。

隠語大辞典

ぱくる

読み方：ばくる

1. 不良少年ノ徒ガ、学友其他年少者ヲ脅迫シテ金品ノ提供ヲ要求スルヲ云フ。〔第三類　犯罪行為〕
2. 不良青少年等が金品を強要することを云ふ。

ぱくる

1. ①捕まえる。捕縛するの省略。〔盗〕②食事すること。ぱくつくの形容。〔不〕

分類 盗／不／犯罪

ぱくる

1. 掻浚ふことをいふ。〔犯罪語〕
2. 〔的・犯〕他人の物を横領すること、「食ひものにする」など一般に使はれてゐる言葉と同義。「トリヤ」「ホヤク」の条参照。
3. 掻払う。〔一般犯罪〕

分類 犯罪、犯罪語、的／犯

ぱくる

1. 検挙。小笠原。
2. 捕縛。弘前、長野。
3. 逮捕すること。

ぱくる

1. 〔楽・的〕食ふこと、「パク付く」こと、パクパク食ふといふ意味。「ノセル」（※「のせる」）参照。

分類 楽／的

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ウィキペディア

ぱくり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/21 03:48 UTC 版)

『広辞苑第七版』によると名詞としては以下のような意味を持つ。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ぱくる

出典:『Wiktionary』 (2021/10/10 14:05 UTC 版)

動詞

ぱくる（異綴：パクる）

1. ぱくぱくと食べる。大きな口を開けて食べる。^[1][2]
2. （俗語）隙をついて金品をかっさらう。金銭や料金を横領する。^[3]
   • そうしますと、その書類がずいぶん悪用されて、法務委員会でも他の委員会でも問題になっているように、手形をパクる結果になっているのであります。（志賀義雄、衆議院会議録情報 第048回国会 法務委員会 第23号）〔1965年〕
3. （俗語）盗用する。
   • 10条は、北海道の福島町の条文をそのままパクっているんですよ、 よく読むと。（堀部やすし、杉並区 平成25年 3月25日議会改革特別委員会－03月25日-01号）〔2013年〕
4. （俗語）警察などが人をつかまえ、捕縛する。
   • そうしたところが、稲村弁護士のうしろから、「逃げるぞ逃げるぞ、ぱくれ」という声がかかって、二名一組、三組の公安職員というんですから、合計六名ですね、六名の人が稲村弁護士をつかまえて、そうして口々に「逮捕だ逮捕だ」と言って連れていこうとしたわけですね。（亀田得治、参議院会議録情報 第061回国会 法務委員会 第9号）〔1969年〕
   • 一つは、接待が行われておるというので検挙をするわけでありますが、接待という行為と検挙の間には時間があるわけでありまして、やってたなと、すぐぱくるというようなことでもないでしょう。 （志苫裕、参議院会議録情報 第102回国会 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会）〔1985年〕

活用

発音^(?)

東京アクセント

ぱ↗く↘る

京阪アクセント

ぱくる＝

語源

「捕縛する」の意味の「ぱくる」は「捕縛（ほばく）される」「縛（ばく）る」を語源とする説がある^[4]。警視庁刑事部『警察隠語類集』（1956年）は「捕縛するの省略」と解説している^[3]。

類義語

語義2: ＜盗む＞

• 〔俗語〕 かっぱらう、がめる、ぎる、くすねる、ちょろまかす、とる

語義3: ＜盗用する＞

• 剽窃する

語義4: ＜捕縛する＞

• お縄にする

関連語

• ぱくり