おやすみモード
「おやすみモード」とは・「おやすみモード」の意味
「おやすみモード」はiphoneやiPadに装備されている機能で、デバイスがロックされている間の電話やメールの着信音やバイブレーション機能の振動や音などを消して通知しないモードである。「おやすみモード」では画面も点灯しなくなる。「おやすみモード」自体は空気清浄機などの就寝中の音が気になる機器にも備わっているものがあるが、iphoneやiPadの機能とは別物である。iphoneやiPadの「おやすみモード」では時間設定や通知設定ができ、着信履歴も残る。通知音がしないだけでメールなどは届いており、設定しているアラーム音が妨げられることはない。iphoneの「おやすみモード」の詳細設定は、「コントロールセンター」と「設定」の両方から行える。「コントロールセンター」は、ホーム画面のスワイプで表示される。「集中モード」を長押ししてから、「おやすみモード」をタップし設定する。「設定」から行う場合も、「集中モード」を開いて「おやすみモード」を選ぶ。「おやすみモード」の設定が終わると「コントロールセンター」の画面には、「おやすみモードオン」の文字とともに三日月のマークのアイコンが表示される。「おやすみモード」がオンの時は、ロック画面とステータスバーにも三日月のマークが表示され「おやすみモード」が設定されていることを確認できる。「おやすみモード」が設定されているiPhoneに連絡しても通知されないが、緊急地震速報・避難警報などの緊急事態の通知は可能である。
iPhoneとiPadの「おやすみモード」は以前から備わっていたが、iOS15やiPadOS15以降は「集中モード」に統合され「集中モード」の機能の1つとなった。「集中モード」は、初期設定では「おやすみモード」と「パーソナル」、「仕事」と「睡眠」の4つのモードが用意されている。「集中モード」は同時に複数のモードを使うことはできず、「おやすみモード」などの新しいモードを選択するとこれまで選択されていたモードは「オフ」になる。右上の「+(追加)」をタップすると選択肢の中から「ゲーム」や「フィットネス」などのモードを追加でき、追加の画面にある「カスタム」を選ぶと追加したいモードを任意で設定できる。iOS15やiPadOS15以前の「おやすみモード」は、「コントロールセンター」の「おやすみモード」を示す三日月のアイコンをタップすることで直接「オン」と「オフ」の切り替えができた。詳細の設定も、「設定」から「おやすみモード」を選択して直接行うことが可能であった。「おやすみモード」だけを使いたい場合には、手順が煩雑になっている。
基本的な設定は次の通りだ。「設定」の「集中モード」を選択した際に設定できるのは、「デバイス間で共有」である。「デバイス間で共有」をオンにすると、同じAppleIDでサインインしているすべてのデバイスで集中モードがオンになる。「集中モード」を選択後「おやすみモード」をタップすると、一番上に「オン」「オフ」の設定がある。その下に「通知を許可」が表示される。「通知を許可」では「おやすみモード」中の通知を許可する連絡先と、アプリケーションが設定できる。「連絡先」をタップして「+」を選ぶと「連絡先」のアプリケーションと連動して登録している人の連絡先が表示されるので、追加する人をタップして「完了」すると設定が終了する。「連絡先」の「着信」を選ぶと、電話を受ける相手の設定が可能だ。住所録に登録した人が対象となる「すべての連絡先」や、「誰も許可しない」などの選択肢から選べる。「よく使う項目」を選ぶと、「連絡先」のアプリケーションで「よく使う項目」に設定されている相手からだけ着信が許可される。「着信」の選択肢の下にある「繰り返しの着信を許可」を「オン」にしておくと、3分以内にかかった同じ人からの着信を許可する。インストールしているアプリケーションソフトの中に、「おやすみモード」中の通知を許可したいものがあれば、「APP」を選択して設定できる。
「集中モード」の「オプション」設定には「集中モード状況」と「ホーム画面」、「ロック画面」がある。「集中モード状況」をオンにすると、「集中モード」を利用していることをiPhoneにメッセージを送った人に自動的に知らせることができる。「ホーム画面」には「通知バッジを非表示」と「ページをカスタマイズ」の設定あり、「集中モード」の時に表示したい「ホーム画面」だけを選択して表示することが可能だ。「ロック画面」では「ロック画面を暗くする」と「ロック画面に表示」が設定でき、オフにしている通知をロック画面にだけ表示できる。「自動的にオンにする」では「スケジュールまたはオートメーションを追加」をタップして、「時刻」「場所」「APP」など適切なものを選んで設定すると、設定どおりに自動で「おやすみモード」などの「集中モード」が起動するようになる。「スマートアクティベーション」は「運転」や「読書」など特定のアクションを起こした時に、自動的に「集中モード」がオンになる機能である。
iPhoneで、着信音や通知音を消す機能には「マナーモード」もある。「おやすみモード」との違いは、時間設定や通知設定などの細かい設定ができないことである。「マナーモード」の設定と解除は、iPhone本体側面の「着信/サイレントスイッチ」の切り替えによって簡単にできる。設定するとホーム画面に「消音モードオン」と表示される。「消音モード」を設定する際にバイブレーションの設定もできるので、オフにすると音と振動がオフになる。
androidのスマートフォンにも同様の機能が備わっている。「Digital Wellbeing」機能の1つで、名称は「おやすみ時間モード」である。利用する端末によっては「ベッドタイムモード」と呼ばれる。androidのスマートフォンではスマートフォン全体やアプリケーションソフトごとに通知の設定ができるが、「おやすみ時間モード」は睡眠時の通知をまとめて設定したい時に用いる。「おやすみ時間モード」の「オン」と「オフ」は、設定によって自動的に切り替わる。タップで切り替えたいときは、「クイック設定」への追加が必要である。「Digital Wellbeing」が標準搭載されていない場合は、Google Playの「Playストア」でダウウンロードできる。Googleの「時計」のアプリケーションソフトでも同様の機能を使える。
「おやすみモード」の熟語・言い回し
1章で述べた通り「おやすみモード」は特定の機器に備わっている機能の名前であり、一般的な言葉ではないため熟語や言い回しは存在しない。「おやすみモード」に関連する言葉には、次のようなものがある。「おやすみモード解除」とは
「おやすみモード解除」という言葉は存在しない。「おやすみモード解除」は、iPhoneの「おやすみモード」の解除方法をネットで調べる際の検索用語だと考えられる。この語は、「おやすみモード」と「解除」の2語の間にスペースを入れることなく検索したものである。「おやすみモード」の意味は1章で述べた。「解除」は禁止や制限などを取りやめて、元の状態に戻す処置のことである。従って「おやすみモード解除」は、処置をすることで設定した「おやすみモード」を元の状態に戻すことである。「おやすみモード」の解除方法は1章に記載した。
「おやすみモード通知」とは
「おやすみモード通知」も存在しない言葉である。「おやすみモード」を設定した場合に、設定中の通知がどうなるかを知りたい場合の検索用語だと考えられる。「おやすみモード」と「通知」をスペースで分けることなく、1つの語であるかのように検索したものだ。「おやすみモード」設定中の通知については1章で述べた。「通知」の意味は「知らせること」であり、「おやすみモード通知」が「『おやすみモード』になっているかどうかの確認方法」という意味の場合も1章に記載している。
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