『9』での主な新要素・変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 05:15 UTC 版)
「パワプロクンポケット9」の記事における「『9』での主な新要素・変更点」の解説
野球モードが変更 『8』まで通常の野球モードは「アクション野球」に改称され、ダッシュで使われた野球モード「カード野球」も登場した。アクション野球 試合のオプション設定に以下の項目が追加された。初心者でも守備を快適に行えるようにするためのものが多い。かけ声 打球判断を補助する機能で、打者が打った瞬間どの守備位置に打球が飛んでいくかが表示される。このシステムは後にパワプロシリーズでも採用される。 落下表示(リング) 落下地点に表示されるリングの大きさで打球が落ちてくるまでの時間を把握できる。 打球(バンザイ) 打球が通常よりも飛びやすくなり、打撃戦を楽しむことができる。もともと開発時のホームランチェックの為に使われていたが、爽快感があるという事で採用された。しかし、『パワポケ11』からこのシステムが廃止された。 その他の変更 ミートカーソルの形をパワポケ甲子園と同じ楕円に変更、守備時のアングルが引き気味になり守備がしやすくなる、ストライクゾーンが若干小さくなるなどの変更がされた。 カード野球 ルールや形式はダッシュに準じているが、DSになり2画面表示とタッチ操作機能が追加されて、ルーレットで表示される結果内容がなどが見やすく改良されている。が、ダッシュにあったサクセス中のみの演出面と特定の場面になると能力などが変化する場面などはなくなっている。 アクション野球と同様に通信対戦可能で、遊べるのは表サクセスで「カード野球」を選んだ時と野球モードの2つのみであり、カード野球でペナント・俺ペナを遊ぶことはできない。 本作品以降『12』まで搭載され、『13』は未搭載。『14』で再登場したがシステムを一新しており、ほぼ別物になっている。 サクセス 表サクセス サクセスのキャラメイク時に自動で名前をつける命名機能が追加された。 表サクセスでは難易度の選択、試合時のアクション野球とカード野球のどちらでプレイするかの選択、アクション野球のオプションに落下地点表示がリングになったこととかけ声が表示されるようになったことで守備面がやりやすくなる、試合開始前に能力アップの実行などの試合準備が出来るようになったなど、シリーズ初心者や従来の野球が苦手なプレイヤーへの配慮がなされている。 投手なら最初に変化球の方向を選べ、球種はランダムでその方向のレベル1の変化球を覚えられる(直球を選んだ場合は球速が上がる)。また、前作では上画面がデータの表示で下画面がメインであったが、それが上下逆になっている。 今作からオリジナル変化球を取得すれば、能力アップでいつでも改良が出来るようになった。ただし、改良される変化球のパラメータはランダムで2つが強化で1つが弱化するので、パラメータが満タンの項目が選ばれた時は場合によっては弱化されるだけになってしまう。 ミニサクセス サクセスモードの一つ。詳細は後述。ソフトを持っていない人に向けて、本サクセスのみを配信することが可能。1度に最大4人まで配信でき、配信されたゲームは最後まで遊ぶことができる。配信機能は最初から選べるが、サクセス自体をプレイするには裏サクセスと同様にパワポケPを5P消費して購入する必要がある。 俺のペナント 今作からは評価系統のパラメータの廃止、それに伴いイベントが無くなり試合と能力アップのみ行えばよいというシンプルなものになった。その代わり『今月の課題』というシステムが導入されている。毎月野球の成績についての課題が出され、それをクリアすると年俸と経験値がボーナスとしてもらえるというものである。 前作は期間が1年間だけであったが、今作では1年目の間に1億円を稼げば2年目もプレイすることができる。なお、プレイして満足したり長くてやりづらいプレイヤーなどに向けて、いつでもプレイを終了できるコマンドが追加され、育成を切り上げて終了することができるようになったが、これまで貯めた年俸に変換されないので、変換したい場合は最後までプレイするか、2年目に行かずに終了するしかない。 その他 容量が増えたことで、選手データを登録できる人数が60人から128人まで可能になり、大量の選手を登録できるようになった。 選手パラメータのエラー率の名前が耐エラーに変更され、A~Gランク表示されるようになった。 これまで投手のパラメータは野手の能力と一緒に表示されていたが、野手能力と投手能力と別々に表示するようになった。 新しい特殊能力が追加された。 アクション野球のメインポジションではない時やサブポジションの守備時、エラー発生率に影響するようになった。 オリジナル変化球にスピード、キレ、ノビ、タテ変化、ヨコ変化の増減のパラメータが表示されるようになった。また、名前も表示されるようになった。 表サクセス中やパワポケPのモードで購入できる項目にウグイス設定が追加。これにより、前作ではウグイスで作成した選手の名前がコールされなかったが、ウグイス設定をすることでコールされるようになった。 携帯ゲーム機作品『あつまれ!パワプロクンのDS甲子園』で作成した選手のパスワードに対応している(パワポケシリーズ作品以外のパスワードに対応したのはシリーズ初)。この作品は『パワポケ甲子園』の実質的な続編ため、一部特殊能力や基本能力、サブポジでパスワード登録しても反映されないものがある。
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