『桃太郎』の後日談、子孫、転生を描いた作品
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『桃太郎元服姿』安永8年(1779年)に発表された人情本。作者は市場通笑。桃太郎に退治された鬼が桃太郎を暗殺するため鬼娘を召使いとして桃太郎の家に送り込むが、鬼娘は桃太郎と暮らすうちに恋心を抱く。桃太郎への片思いと暗殺命令の板ばさみに苦しんだ鬼娘は自刃して命を絶つ。庶民の間で広く親しまれていた『桃太郎』にはいくつかの続編(二次創作物)があり本作もその一つである。 『桃太郎地獄変』石川賢の漫画。鬼を征伐した後の凄惨な仲間割れが描かれている。鬼が島の掃討場面でも、女・子供に容赦していない。 『サイバー桃太郎』山口貴由のSF時代劇漫画。新装版タイトルは「魔幻戦記サイバー桃太郎」。サイバー化した桃太郎が仲間のイヌ子らと鬼退治をしさらに強大な敵と戦っていく。その後『真 サイバー桃太郎』としてリライト作も書いている。 『衛府の七忍』山口貴由の時代劇漫画。温羅を退治した後も鬼退治を続け、1000年以上生きている。体制側の最強人物。被差別民の鬼たる主人公たちにとって最大の敵。 『THE MOMOTAROH』にわのまことのエンターテイメントプロレス漫画。週刊少年ジャンプに連載された。桃太郎の子孫を名乗る人物(覆面レスラー)が登場。 『つっぱり桃太郎』漫☆画太郎の漫画。週刊ヤングジャンプに連載された。二代目桃太郎となる人物が登場。 『桃組+戦記』左近堂絵里の漫画。主人公の桃園祐喜が桃太郎の生まれ変わりという設定。 『燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2』かつて鬼を退治した勇者として「岡山桃太郎」が登場。すっかり年をとっており74歳の爺さんになっている。 『風が如く』米原秀幸の漫画で2008年10月より週刊少年チャンピオンにて連載中。 主人公ではないが、犬(パンダ)、猿(人間)、雉(鳩)を連れて鬼ヶ島へ向かう十二代目・桃太郎の女の子が重要人物として登場する。 『殲鬼戦記ももたま』黒乃奈々絵の漫画。桃太郎、犬、猿、雉の生まれ変わりが登場し、登場人物のほぼ全てが犬、猿、雉の特性を持つ。 『桃次郎の冒険』劇団四季のミュージカルで阪田寛夫の小説「桃次郎」が原案。「桃太郎」の紙芝居にケチをつけた少年・桃山次郎が桃太郎の弟・桃次郎となって紙芝居の世界に入り再び鬼退治に旅立つが、鬼たちと仲よくなるという物語。おじいさんとおばあさんが桃太郎の活躍以降欲深い性格になっていたり、家来の犬、猿、雉はぐれていて全くやる気がなかったり、鬼たちは実は善良な種族で彼らに取っては鬼ヶ島に乗り込んでたくさんの鬼を殺し財宝を奪っていった桃太郎の方が悪だったりと、善悪が逆転したような世界観が特徴。また桃次郎の弟の桃三郎(桃山三郎)も登場し、鬼の友達になった桃次郎と対立することになる。 『鬼灯の冷徹』江口夏実の漫画。死後の世界の住人として登場。桃太郎は桃源郷で薬剤師見習い、犬、猿、雉は地獄で獄卒として働いている。 『鬼武者』カプコンのアクションゲームシリーズ。鬼ヶ島を制圧した桃太郎として人々に語り継がれている高等幻魔ゴーガンダンテスが登場する。 『ピーチボーイリバーサイド』原作:クール教信者、漫画:ヨハネのWeb漫画。桃太郎の力を創世記と絡めて解釈した異説。日本で鬼退治した桃太郎が海外でも鬼退治を続けていく。 『桃太郎日常茶飯事鬼退治』秋里和国の漫画。現代版桃太郎が登場。お供は雉(八咫烏)と猿(イタチ)。京都の宿を舞台に人に巣くう鬼退治をする。 『桃源郷ラビリンス』岡山ヒロミの小説。岡山市の古民家カフェ「桃源郷」で店主をしている桃太郎の生まれ変わり吉備桃太郎が主人公。犬・猿・雉の生まれ変わりも登場。舞台化・映画化(映画題「桃源郷ラビリンス〜生々流転〜」)されている 『ピーチツアー』遠藤淑子の漫画。桃太郎の孫娘モモが血を流さず鬼との関係を解決すべく雉若丸(きじわかまる)という名の若さま、そのお付き武官の柴犬之助(しばけんのすけ)、そして海賊の鬼申(きしん)とともにニュー鬼ケ島に向かう。
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