第11宇宙の出身者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:12 UTC 版)
「ドラゴンボール超の登場人物」の記事における「第11宇宙の出身者」の解説
「プライド・トルーパーズ」のトップ3の戦士ジレン、トッポ、ディスポの3人は鳥山明のデザインであり、宇宙サバイバル編の最初期の原案に描かれたキャラクター。「プライド・トルーパーズ」そのものの設定や前述の3人以外のメンバーは鳥山の原案にはなかったが、3人が同じ赤と黒のスーツを着ていたことから発想を得たアニメスタッフにより制作された。 ジレン 声 - 花輪英司、森下由樹子(幼少期) 第11宇宙の平和を守るヒーローチーム「プライド・トルーパーズ」の一員で、トッポの盟友。通称「灰色のジレン」。一人称は「オレ」。非常に寡黙で、時には律儀な部分があり、戦いに厳しい一面もあるが、一方では信念を捨てる者を嫌い、逆にそれらを守りながらも更なる強さを求める者には敬意を払うなど、武人のような一面を見せることもある。実際に何一つ捨てずにここまで勝ち残った悟空たちをこれまで見せることのなかった笑みを浮かべながら評価し、命を捨ててまで犠牲になった17号を褒め称えたり、身勝手の極意でさらに強さを高めた悟空に対して笑みを見せながら「応えねばならない」とさらに本気を出していた。自分を敗北寸前まで追い詰めたものの、身勝手の極意の反動で力尽きた悟空にはトドメをさす前に「このような形で決着を付けるのは不本意だ」と最大限の敬意を払っていた。また、無益な戦いは避ける傾向があり、いざという時以外は一切動かない。トッポからは第11宇宙最強の戦士としてその名を挙げられ、自身と競り合う程度の力ではジレンには到底勝てないと言うように、その実力はすでに破壊神の領域に到達している。破壊神を超える力を軽々と行使し、気を発した際には力の大会の参加者全員を怯ませ、さらにはビルスさえも呆気に取られて息を呑んだほどである。筋肉質かつ大柄な体格であるが、悟空ですら目で追えないほどの高速で移動することも可能。暴走状態のケールを一発で止めるほどの強力な気功弾を放ち、本気を出せば巨大な気功弾も繰り出せる。体術もずば抜けており、拳圧による衝撃波だけで相手を吹き飛ばし、拳圧の乱打を無数も浴びせたり、超サイヤ人ブルー状態の悟空でも回避不可能の無数の拳を放ったり、大量の岩山を一気に破壊できるほどの気を纏わせた強力なパンチを繰り出すこともできる。また、洞察力も磨かれており、力の大会開催前に破壊神であるリキールが武舞台の修理のためにブロックを飛ばしてきた際にはそのブロックの動きを読んで無駄にかわさずに微動だにしないまま回避している。大会が始まる前や強敵がいない場合は瞑想による修行を行っており、その場合でも気の壁を張って自分の身を守っている。気の壁がなくとも防御力は極めて高く、超サイヤ人ブルー状態での20倍界王拳を使った悟空と抗戦しても全くダメージが残らないほどである。また、別の次元から相手の気を感じ取ることもでき、実際に別次元に隠れていたヒットの気さえも感知し、彼の次元の技を見破っていた。その凄まじい戦闘能力は未だに発展途上であり、力の大会終盤で自らの潜在能力を全て解放した際には身勝手の極意を完成させた悟空相手にも一時的に優勢に立ち回った。 幼少期に村を襲撃した悪党に両親を殺され、自身も襲われるが、師匠となる男に救われて一命を取り留める。その後、師匠と共に強くなり、門下生も増やしていったが、両親の仇である悪党と対戦した際に同じく戦っていた門下生を殺され、さらには師匠までをも失う。師匠の死後は生き残っていた門下生からは一斉に離反されるという形で裏切られ、その時に「信頼など無価値」と痛感し、同時に「強さこそ正義」や「強さこそ絶対」、「勝てば仲間がついてくる、勝利すれば全てが手に入る、そこに感情など不要」という独自の価値観を持つに至った。力の大会では会場到着時に先に到着していた悟空やベジータが反射的に身構えるほどの強大な気を放ち、他選手との格の違いを見せつけた。大会序盤は力を温存するという命令もあり全く微動だにせず戦況を見ていたが、暴走したケールに対して初めて戦闘に参加し、たった一発の気功弾で彼女を戦闘不能に追い込んだ。その後、悟空から戦いを挑まれるが、体力温存を優先するトッポの命に従い、カーセラルたちにその場を任せてトッポと共に立ち去った。その後は、マジ=カーヨに苦戦するディスポを助けるために参戦し、マジ=カーヨを拳圧の一撃だけで吹き飛ばして脱落させた。さらにその後、ベルモッドから「孫悟空を潰せ」と命令されたことで体力温存を終えて本格的に動き出し、リブリアンと悟空との戦いに割り込み、そのまま彼と対戦する。超サイヤ人ブルー状態で20倍界王拳を発動した悟空をいとも簡単に圧倒し、さらには協力を拒んだベジータを除く第7宇宙の戦士全員の気を集めた元気玉さえも打ち破るが、それによって偶発的に「身勝手の極意」へと進化した悟空に再び戦いを挑まれ、応戦をしたところを初めて攻撃を当てられる。悟空が元の姿に戻ると再び攻撃を捌き、反撃の気功弾で吹き飛ばし、更なる追撃による止めを刺そうとしたが、寸でのところで現れたヒットに邪魔され、今度はヒットと対峙する。ヒットとの戦いでは圧倒的な力で時とばしや別空間に潜んでの攻撃を破って一方的に攻撃してそのまま追い詰めるが、その中で反撃のきっかけを狙っていたヒットに反応するタイミングを見切られ、ヒットの反撃を受けて時とばしを連続してかける技により動きを封じられる。それでも時をも超越するほどの実力を発揮してヒットの捨て身の技を破り、一方的に叩きのめし、気功弾でヒットを脱落させた。その後強敵がいないことを確認し、それにより「自分が出る幕はない」と宣言して再び体力温存のための瞑想に入る。しばらくは瞑想を続けていたが、悟空がケフラと戦っていた際に彼の「身勝手の極意」による気に反応し、目を覚まして動き出すと悟空とケフラの戦いを観戦する。悟空がケフラを倒した後は悟空を強敵と見なし、再び彼に興味を持ち始める。残りが自分たちの第11宇宙と悟空たちの第7宇宙だけになると、トッポやディスポと共に悟空たちの前に立ちはだかり、悟空とベジータを相手に戦う。お互いにぶつかり合い、全力で挑む悟空やベジータの姿を見て、さらにはトッポに勝利したベジータの実力も認めたことでそれに応えるために本気の力を解放し、炎の如きオーラを纏って悟空やベジータ、フリーザや17号の4人がかりでも全く寄せ付けない力を見せつけ、17号を自爆に追い込み、ベジータをも場外に落として脱落させた。続けて悟空も限界まで追い込み、ここで三度「身勝手の極意」を発動させた悟空からの反撃で自身初めてダメージを受ける。それでもケフラとの闘いを見て動きを見切っていたために互角以上に戦うが、「身勝手の極意」を完全に極めた悟空に全局面で圧倒される。その力と自分以外の者のために戦う悟空の姿に檄高、過去のトラウマを呼び起こし、その潜在能力を全て解放したことで、筋肉をより膨張させ血管を浮かび上がらせたフルパワー状態となり、身勝手の極意を発動した悟空と互角の勝負を繰り広げる。しかし、次第に押され心神喪失し、自分の信念とは対照的な悟空の信念を否定しようと、観覧席の第7宇宙の戦士たちに向けて攻撃するという暴挙に出るが、その行動に激怒した悟空によって戦闘不能に追い込まれ、敗北を認める。だが、決着寸前に身勝手の極意の活動限界が来て動けなくなった悟空に、望まぬ形の決着で躊躇いを見せながらも、第11宇宙の存続のため止めの一撃を放って一度は場外へ落としたが、直後に悟空がフリーザに助けられたために失敗に終わり、今度はフリーザや辛うじて生きていた17号と対峙する。全ての力を使い果たしたために17号とゴールデンフリーザに苦戦を強いられ、全く動けなくなるほどのダメージを受ける。しかし、トッポの叱咤激励によって最後の力を振り絞って17号とフリーザを圧倒する。そこで再び立ち上がった悟空とフリーザの共闘、17号の援護により圧倒され、最後は悟空やフリーザの猛攻に押される形で彼ら共々場外に落ちて脱落した。脱落後は「また会いてえ」という悟空に笑みを返しながら一度は消滅したが、直後に17号の願いによって第11宇宙と共に復活し、悟空との戦いで仲間の大切さを理解し、トッポや仲間との絆を改めて認め合い、共に悟空との再戦を誓った。 漫画版では人物像が掘り下げられ、私利私欲では動かない一身を正義に捧げた正義漢として描かれており、例え悪人であっても命までは奪わない不殺の信念を持っている。その戦闘力は破壊神のベルモッドをも上回るとされ、生身でも宇宙船以上の速度で星間移動を行い、トッポたちが苦戦する宇宙生物を一撃で沈める圧倒的な実力の一端を見せた。ベルモッド本人からも10人の参加メンバーを選ぶ際には「ジレンさえいれば他は誰でもいい」と断言されるほどの絶大な信頼を得ている。その信念ゆえに他の宇宙を犠牲にする力の大会の参加には否定的であったが、ベルモッドに「信念を曲げてでも叶えたい願いがある」という弱みを突かれ、大会中に第11宇宙に事件が起きれば即座に引き返す条件付で参加を承諾した。後に叶えたい願いは「魔物に殺された師匠ギッチンの復活」であることと、ジレンを「プライド・トルーパーズ」に入隊させたのはギッチンであり、孤独な戦士だったジレンに「協力して戦うことで実力以上のパワーを引き出す」というチームワークを教えるためだったことが判明した。 完成ブルーの悟空でさえ赤子扱いにし、悟空のことも完全に見下していた。しかしヒットを倒す作戦を悟空に見抜かれたことから洞察力だけは一人前と認め、悟空の名前も覚える。悟空が身勝手の極意を発動させて初めてオーラを出し、目に見えないほどの高速戦闘かつ互角の戦いを繰り広げた。身勝手の極意が解除された後は悟空を再び赤子扱いにするが、自身の体力が減っていたこともあり直後の悟空とベジータの共闘にやや苦戦する。これはかつて二人がウイスの所で修行した時に行っていたものであった。かめはめ波とガンマバーストフラッシュにも何とか耐え、力尽きたベジータを気弾一発で脱落させ、残り一人となった悟空を追い詰めるも、姿を隠していたフリーザの攻撃と、それを見た悟空に羽交い締めにされたことにより脱落。フリーザのエネルギー弾は何とか破ったものの、直後のフリーザ本人の体当たりが決め手となった。ベンチで仲間に謝罪した後、全王により消されるが超神龍の願いで蘇生。「また会おう」と悟空に言い残し、第11宇宙に帰った。 鳥山明の最初の原案では性格の情報が無く、アニメスタッフにより正義のヒーローという設定が提案されたが、鳥山明からジレンはしゃべらないキャラクターであることと両親と師匠を殺されたという設定を提示されたため、正義のヒーローの設定はトッポに引き継がれた。 トッポ 声 - 乃村健次 「プライド・トルーパーズ」のリーダー。通称「自由の戦士」。一人称は「わたし」または「オレ」。その実力は神々からも高く評価され、次期破壊神候補としてスカウトされるほどだという。破壊神ベルモッドと界王神カイの護衛として同行した全覧試合では、悟空とベルガモの戦いの決着後に突如乱入し、悟空を全宇宙の敵と見なし排除しようとし特別試合を行う。熱血で巨漢の正義の戦士だが、横柄かつ独善的なところがあり、第3宇宙の戦士のカトペスラたちがジレンに攻撃をしようとして敵わなかった際には見下すかのような言動も取っていた。やたらポーズを取ったり、能書きを並べるところがある。一方で「戦士は見得を切ってこそジャスティス」という独自の美学を持ちブリアンたちの変身を邪魔した17号に対し「無礼」と一喝し、変身後の姿を「見事、まさにジャスティス」と肯定している。また、ディスポがヒットと戦っていた際にはヒットが急所を避けていることからディスポの速度に慣れていることを見抜いたりするなどの観察眼にもけている。ベルモッドと共にジレンの過去を知っており、それ故に脱落した際にジレンから罵倒されても一切言い返さず、無言のまま複雑な表情を見せていた。技名には必ず「ジャスティス」を入れ、関節技や身軽なアクロバティックを得意とする。5本の指からエネルギー弾を放つ「ジャスティスフラッシュ」を多用し、「ジャスティスはだか締め」を最大のフィニッシュホールドとする。オーバーアクションな身振りに加え、決め台詞のように「ジャスティス」と叫ぶ戦闘スタイルは神々からも好感を得り、無邪気な全王も楽しませた。また、破壊神候補としてスカウトされた上でマルカリータに特訓されており、破壊のエネルギーを扱うことができる。破壊神候補としての真の力を解放すると体が一回り大きくなり、筋骨隆々になり腹に紋章のようなものが浮き上がる。また、「ジャスティスフラッシュ」も強化されており、それまで通じなかった17号のバリヤーをも破壊できるが、さらには破壊のエネルギーを身に纏うことで一切の攻撃を無効化させることも可能となる。 全覧試合では超サイヤ人ブルーになった悟空とも相応に渡り合った末にかめはめ波の直撃を受け、何とか耐え切りながらもユニフォームを汚されたことに怒り、互いに限界突破の本気を出そうとするが、大神官により戦いは中断された。その後は、悟空から実力を認められ、「お互い頑張ろう」と握手を求められるが、「悪と握手する気はない」と拒否し、「第11宇宙最強はわたしではなく、我が盟友ジレンだ」と捨て台詞を残した。力の大会では、ジレンに戦いを挑もうとした悟空を攻撃して妨害し、彼との戦いをカーセラルたちに任せ、自身は体力温存のためにジレンと共にその場を後にした。ディスポがヒットと対峙した際は、ディスポの速度に対応するヒットの動きからこれは罠であると気付き、クンシーに助太刀に行くことを命じる。その後、クンシーが脱落すると「ヒーローごっこはやめだ」と言い出す。その後は、キャベと交戦し、「ジャスティスパンチ」で吹き飛ばした。さらにその後、ジレンに挑もうとしたベジータの前に立ち塞がって彼と交戦し、圧倒的な力で追い詰めるが、悟空とケフラの気による衝撃波に巻き込まれそうになり、戦いを中断した。残りが第11宇宙と第7宇宙だけになると、ジレンやディスポと共に悟空たちの前に立ちはだかり、最初は17号と悟飯を相手に戦っていたが、ディスポの脱落後は今度は悟飯の脱落で代わったフリーザと17号のタッグと交戦し、気功波による戦いの末に2人の気功波をまともに食らい、直後にボロボロになった服を自ら引き裂いて「正義はいらん、覚悟は決めた」と言い放ち、より自分たちが生き残ることのみを考えるようになった。自らに破壊のエネルギーを纏わせることで「破壊神モード」となってパワーアップを果たす。その際は皮膚の色がやや黒く変色するだけでなく、肉体もより筋肉質になり、更に胸部には破壊神の衣装の紋章に似た刻印が浮かび上がる。その後はフリーザを圧倒し、その上で17号をも苦戦させ、さらには二人の同時攻撃を受けても物ともせず、直後にジレンと交代する形で今度はベジータと対峙する。最初は追い詰め、ベジータとキャベとの約束を「邪魔なだけだ」と否定し、とどめを刺そうとするが、全てを捨てないという信念とキャベとの約束を貶したことでベジータによって一方的に叩きのめされる。その後、全力の気の放出による自爆技を放つベジータに対し、自身も全力の破壊玉で迎え撃ち、追い詰めるも全ての力を解放したベジータに敵わずに自爆技の直撃を全身に受け、最終的に大ダメージを負ったまま場外へ落ちて脱落した。 漫画版では全王が人間同士の試合観戦を希望したことにより成り行きで悟空と対戦。独善的な正義を掲げておらず、固い口調の武人のような佇まいをしており、悟空に勝利した後も増長せずにその実力を高く評価するなど性格が異なっている。平時においても気配を察知することができない神の領域に到達しており、超サイヤ人3の悟空を全く寄せ付けない強さに加えて、超サイヤ人ゴッドのように変身こそしないものの神の気を纏うことが可能。さらに悟空の油断を狙う冷静な観察力を備えている。口先は上手くないようでベルモッドからはジレンの説得をするには頼りないと言われており、実際説得にてこずっていた。 破壊神候補という設定は鳥山明の原案にあったもので、そこからアニメスタッフにより設定が膨らまされた。 ディスポ 声 - 島田敏 「プライド・トルーパーズ」の一員であり、切り込み隊長。一人称は「オレ」。プライド・トルーパーズの中でもムードメーカー的存在で、口数が多くお調子者な性格で油断しやすい面もあるが、その実力は本物で、第11宇宙の中でもジレンとトッポに次ぐ三番手の実力者。容姿はビルスやシャンパとよく似ており、作中でも言及されている。 通称「音速の戦士」や「超速の戦士」と呼ばれている。瞬間的に移動速度を数千倍に高めることができ、ヴァドスでさえなんとか見えるという次元や悟空に瞬間移動を使う暇も与えないほどの全宇宙一のスピードで動き回れる。また、全能力を解放することで最終奥義「超(スーパー)最高速モード」を発動させると、神Padのスロー再生でも姿が映らないほどの移動速度で動くことができる。聴覚も優れており、相手が力むことにより発する筋肉が軋む音を聞くことができ、それにより相手の動きを瞬時に察知して対応することも可能となる。また、それ以外は基本打撃と蹴りによる連続攻撃を主に使う。調子に乗りやすい性格。 力の大会で、ヒットと対戦する。聴覚により時とばしの硬直を見抜き、その超速度によってヒットを一方的に圧倒するが、ヒットは徐々にディスポの動きに慣れ始め、わざと武舞台の隅へ追いやられるふりをしていたのに気づかず、逆に場外へ落ちそうになるが、クンシーの助太刀により場外を免れ、その後はクンシーとタッグを組みヒットを追い詰めるが孫悟空の乱入により再び形勢が一変する。悟空と対峙すると、悟空に瞬間移動する隙も与えず攻撃を繰り出すが、速度は速くなるが動きが直線的であるからタイミングさえ合わせれば何とかなるという弱点を見抜かれる。その後、悟空と交代したヒットと再戦するが、時とばしをすると見せかけて筋肉の動きだけによるはったりで攻撃をまともに喰らう。さらにその後、時とばしかはったりかの攻撃パターンを読めず混乱し、その隙を突かれ窮地に立たされ場外へ落とされそうになるが、再びクンシーに助けられた。だが、ヒットによってクンシーが場外負けとなると、その場から撤退しトッポたちと合流した。今度は、マジ=カーヨと対戦し、彼の策略に嵌まって油断したところを拘束されるが、参戦したジレンに気を取られていたマジ=カーヨの隙を突いて彼から脱出した。残りが第11宇宙と第7宇宙だけになるとトッポやジレンと共に悟空たちの前に立ちはだかり、そこでフリーザと対峙し、通常状態ではほぼ互角だったが、ゴールデンフリーザとなったフリーザに追い詰められたことで「超(スーパー)最高速モード」を発動する。その後は逆にフリーザを圧倒し、今度は介入してきた悟飯とのタッグが相手になると再びスピードで翻弄したが、悟飯が発案した策によりフリーザの光線による“光の檻”に閉じ込められて移動範囲を狭まれ、悟飯との近接戦による真向勝負で追い詰められる。その後はフリーザの体力が消耗し“光の檻”による拘束が解けたためにチャンスとばかりに反撃を試みるが、直後に悟飯に組み付かれて動きを封じられ、最終的には悟飯共々フリーザのエネルギー波で場外まで吹き飛ばされて脱落した。 キャストが島田敏に決まったことで、必然的に調子に乗るキャラクターとして作られた。 カーセラル 声 - 石塚運昇 「プライド・トルーパーズ」の一員で、トッポの盟友。通称「斬撃の戦士」。一人称は「わたし」。容姿は地球人に似ており、右目が機械化(漫画版では相手の強さを計測できる機能があることが判明している)されている。他のメンバーや一般市民からは「将軍」と呼ばれる歴戦の勇士。救出活動だけでなく宇宙船の操作も行う。またディスポとの協力技「ダブルキャノンマキシマム」も備える。その他にも気を剣のようにした「ジャスティスサーベル」や球体のような気弾を放つ「ジャスティスボンバー」など、両手にエネルギーを集中させ武器となる形を作る変幻自在な技を使いこなす。ベルモッドからは多くの惑星を攻略した戦闘のプロと評されている。力の大会ではタッパー、ゾイレー、ココット、ケットルが戦っている間は高みの見物を気取っていたが、17号に奇襲され同時に来た18号の2人と交戦する。18号には逃げられゾイレーからタッパーが敗れた報告を受けるとその場から退却し、合流したココット、ゾイレー、ケットルとともにカリフラとケールを倒そうとし、カリフラとケールの合体光線に対し4人での合体光線「ユナイテッドジャスティスストリーム」で応戦したが、押し負けてゾイレー、ケットル共々場外に吹き飛ばされて脱落した。 漫画版ではタッパー・クンシー・ゾイレーとの4人がかりで悟空を苦戦させるが、超サイヤ人となった悟空には一蹴されている。アニメ版とは異なり、残りの宇宙が第7宇宙と第11宇宙だけになった時も生き残っていたが、亀仙人に攻撃が全く通用せず落とされた。 ブーオン 声 - 草尾毅 「プライド・トルーパーズ」の一員。恐竜のような顔をしている。力の大会では暴走したケールを鞭のような光線「ジャスティスウィップ」で拘束したが、あっさりと引きちぎられ敗北、脱落した。この際、落下したシーンは映されていない。 漫画版では宇宙が5つ消滅した後も生き残っており、弱体化した暴走ケールをチームワークで圧倒したが、直後に誕生したケフラに他のメンバー共々落とされた。 タッパー 声 - ボルケーノ太田 「プライド・トルーパーズ」の一員。体を硬化させ、体重を自由自在に変えられる能力を持ち、普段は髭面だが体重をコントロールする際は怪物のような顔に変化する。また、タイヤのように転がりながらの回転突進攻撃も得意とする。力の大会では自分自身を重くして悟空を地面に減り込ませ、動きを封じている間にゾイレーのジャスティススピンで苦しめたが、助太刀に来た18号に背後からエネルギー弾を撃たれたまらず離れる。ゾイレーのジャスティススピンに飛び込んでのタッグ攻撃「ダブルプライドスピン」による炎を纏った回転攻撃で18号に突撃し地面に減り込ませたが、ほぼノーダメージの18号に片手で投げられ場外ギリギリで持ちこたえるが、自身の能力が仇となり地面が崩れ場外に落ち脱落した。なお、脱落後も顔は元の髭面に戻っていなかった。 漫画版では宇宙が5つ消滅した後も生き残っており、弱体化した暴走ケールをチームワークで圧倒したが、直後に誕生したケフラに落とされ、第11宇宙最初の脱落者となる。 ゾイレー 声 - 森下由樹子 「プライド・トルーパーズ」の一員。小柄な体形で頭に羊のような角を持つ。超高速回転攻撃「ジャスティススピン」で竜巻と化し、相手に突進する戦法を得意とする。また、この回転攻撃は敵の攻撃を弾き返す。 力の大会では、タッパーとのコンビネーションで悟空を苦しめるがタッパーが敗れるとその場から逃亡し、カーセラル、ココット、ケットルと合流して先にカリフラとケールを倒そうとし、カリフラとケールの合体光線に対し4人での合体光線「ユナイテッドジャスティスストリーム」で応戦したが、押し負けてカーセラル、ケットル共々場外に吹き飛ばされて脱落した。 漫画版では宇宙が5つ消滅した後も生き残っており、弱体化した暴走ケールをチームワークで圧倒したが、直後に誕生したケフラに他のメンバー共々落とされた。 ココット 声 - 山口由里子 「プライド・トルーパーズ」の一員で紅一点。尖った耳に宝石のイヤリングをした紫色の長髪と薄紫色の肌の女性。通称「異空間のイリュージョニスト」で、「ココット・ゾーン」という外部からは入れない異空間を作り出し相手をその空間に閉じ込めることができる。この空間は、17号や18号の攻撃にもビクともせず瞬間移動しようとした悟空も気が探れず空間の中に入ることができなかった。自分自身が空間に入り身を守ることもできるが、その間移動も攻撃もできなくなるという弱点があり、また触ることもできる。力の大会で最初に18号と対戦し、その後カーセラル、タッパー、ゾイレー、ケットルとともにケールをココット・ゾーンに閉じ込める。ゾイレーからタッパーが敗れたことを聞くと、カーセラルの指示で超巨大なドーム形の異空間「ココット・ゾーンMAX」を作り出しカリフラとケールを完全に閉じ込め一気に倒そうとする。だが、カリフラとケールが力を合わせた光線にカーセラル、ゾイレー、ケットルが敗れ自身はココット・ゾーンで身を守っていたが、弱点が仇になり、そのまま18号に異空間ごと持ち上げられ場外に投げ飛ばされて脱落した。 漫画版では宇宙が5つ消滅した後も生き残っており、弱体化した暴走ケールをチームワークで圧倒したが、直後に誕生したケフラに他のメンバー共々落とされた。 ケットル 声 - 沼田祐介 「プライド・トルーパーズ」の一員。アマガエルのような顔をしている。光点を操る戦士で、相手に気付かれないうちに周囲に光点をばら撒いて浮遊させ、そのまま一気に相手に放つ戦法を得意とする。力の大会では、カリフラと交戦し先述の戦法で苦戦させる。タッパーが敗れた後は、カーセラル、ココット、ゾイレーと共にカリフラとケールを倒そうとし、カリフラとケールの合体光線に対し4人での合体光線「ユナイテッドジャスティスストリーム」で応戦したが、押し負けてカーセラル、ゾイレー共々場外に吹き飛ばされて脱落した。 漫画版では宇宙が5つ消滅した後も生き残っており、弱体化した暴走ケールをチームワークで圧倒したが、直後に誕生したケフラに他のメンバー共々落とされた。 クンシー 声 - 森田成一 「プライド・トルーパーズ」の一員。小柄な容姿。手から無数の気の糸を出し、相手を拘束したりできる。また、この糸は触れると爆発する性質を持ち、周りに仕掛けることで地雷原にするという応用や、ビームにして相手に直接攻撃することも可能。力の大会では、トッポの指示でヒットと戦うディスポに加勢し、場外へ落ちそうになったディスポを糸光線で助け出した。その後、ディスポとのタッグでヒットと対戦し、糸光線でヒットを拘束してその間にディスポが攻撃するという戦法で苦しめたが、孫悟空の乱入で形勢は一変する。ヒットに単身で挑み自身の周りを爆発する糸光線で囲み手出しできないようにしたが、ヒットに飛ぶ衝撃波を喰らわされる。その後、悟空と対戦し同じように周りを地雷原の糸光線で覆うが、爆発もお構いなしに突っ込んできた悟空に猛攻を浴びせられる。さらにその後は、再び場外に落とされそうになったディスポを救助しヒットを道連れにしようと襲い掛かるが、時とばしでかわされ背後からの一撃で場外へ落とされ脱落した。 漫画版では黒髪から金髪になった悟空を見て「変身タイプ」と称している。宇宙が5つ消滅した後も生き残っており、弱体化した暴走ケールをチームワークで圧倒したが、直後に誕生したケフラに他のメンバー共々落とされた。 ドラキヤ星人 力の大会開催前に宇宙生物アラグレを使い、第11宇宙の惑星ダルドンで侵略を繰り返した宇宙人。プライド・トルーパーズにより退治される。 漫画版には登場しない。
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