担保 種類

担保

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 07:11 UTC 版)

種類

担保の内容はさまざまだが、よく知られているものを挙げると以下のようになる。:以下はさらに細分化された種類について記載したが、日本では法律上認められていないものもある。また、債務引受は性質上は担保とは言えないが、実務的には担保として使われることが多いのであえて含めた。建物や土地の権利などの不動産担保や株式株券)などの債権担保は物的担保の一例である。

  • 物的担保
    • 典型担保(担保物権)…民法典に物権として規定のある物的担保
      • 法定担保物権…法定の成立要件が揃うと自動的に発動する担保物権
        • 留置権
        • 先取特権: 一般先取特権(一般担保) 特別先取特権(動産先取特権 不動産先取特権)
      • 約定担保物権…設定契約をすることにより発生する担保物権
        • 質権: 動産質 不動産質 権利質 根質 責任転質 承諾転質 流質
        • 抵当権: 不動産抵当 動産抵当 財団抵当 根抵当 抵当直流
    • 非典型担保…民法典に物権としての規定がない物的担保。
    • 特別法上の約定担保物権
  • 人的担保
    • 保証(又は保証債務): 普通保証 共同保証 連帯保証 貸金等根保証契約 受託保証 無受託保証 (なお、物上保証は第三者による物的担保の提供をいう。)
    • 連帯債務
    • 併存的(重畳的)債務引受
    • 不可分債務
    • 合同債務

注釈

  1. ^ : collateral
  2. ^ : security
  3. ^ : to secure
  4. ^ 物的担保の「物」とは、民法において定義された有体物としての「物」ではなく、講学上の、より広い意味における「権利の客体」(物権の客体)としての「物」であり、したがって無体物を含む(例:権利質)。また、人的担保の「人」は、民法上用いられる自然人としての「人」ではなく、講学上の、より広い意味における「権利の主体」としての「人」であり、したがって法人を含む(例:法人保証)。

出典

  1. ^ 医療機器又は体外診断用医薬品の製造管理又は品質管理に係る業務を行う体制の基準に関する省令(平成29厚生労働省令第94号)第4条


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