開経偈とは? わかりやすく解説

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開経偈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/29 06:49 UTC 版)

開経偈(かいきょうげ)とは、仏教各宗で法要勤行などの際経典を読む(読経)にはいる前に読まれるである。開経文と呼ぶこともある。

一般的に読まれる開経偈

日蓮宗を除く各宗で読まれる開経偈。

漢文

  • 無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)
  • 百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)
  • 我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)
  • 願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)

読み下し文

  • 無上甚深微妙の法は百千万にも遭い遇うこと難し。我今見聞し受持することを得たり。願わくは如来の真実義を解し奉らん。

日蓮宗における開経偈

日蓮宗においては以下のように読まれる。

  • 無上甚深微妙の法は、百千万劫にも遭い奉ること難し
  • 我今見聞し、受持することを得たり、願わくは如来の第一義を解せん
  • 至極の大乗、思議すべからず
  • 見聞触知、皆菩提に近づく
  • 能詮は報身、所詮は法身、色相の文字は、即ち是れ応身なり
  • 無量の功徳、皆この経に集まれり
  • 是故に自在に冥に薫じ密に益す
  • 有智無智罪を滅し善を生ず
  • 若しは信、若しは謗、共に仏道を成ず(ぜん)
  • 三世の諸仏、甚深の妙典なり
  • 生々世々、値遇し頂戴せん

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