開立法とは? わかりやすく解説

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開立法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/13 03:39 UTC 版)

開立法(かいりつほう、かいりゅうほう、extraction of cubic root)は、実数立方根小数による近似値を求める方法の1つである。開立とも。立方根を求めることを開立するという。開法の一種。

立方九九

開立する場合、以下の三乗九九を用いる。1/3九九を用いる場合もある。

表:立方九九
計算 暗唱方法
立方の1の位から左へ3けたずつ区分して、根が2けたであることを調べる。(根の定位による)
最後の区分された数314に含まれている立方根6を求めて、初根6をおき、初根6の3乗( 初根6の3倍の18を、左におき、その18で残りの立方を、初根6の右4けために商を得るけたまで割る。
54を初根6で割って次根8を求める。
8×1=8を引く。 次根8の2乗( 残った2に左の18を掛ける。(余りのかけ戻し)
次根8の3乗( 立方根は68である。

電卓による開立法

関数電卓でない普通の電卓でも、開平を行うキーさえあれば立方根を求めることができる。

  • まず与えられた数を入力し、×=の順にキーを押す。ただしカシオの電卓に限り、××と押す(定数計算モードを示す「K」が表示される)。
  • と押す。このときに表示された数値の末尾数桁を記憶しておく。
  • 次に=を押す。定数計算により、表示された数に最初の数が掛けられる。
  • またと押す。表示された数値の末尾数桁が先程と同じ数値であれば、その数値が立方根となる。同じでなければ前項に戻って繰り返す。

関連項目

外部リンク


開立法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 00:17 UTC 版)

籌算」の記事における「開立法」の解説

九章算術巻第四「少広」には立方根求め方法開立方術)が記載されている。 〔一九〕今有積一百八十萬八六十七尺。問為立方幾何?答曰:一百二十三尺九章算術. - ウィキソース. (訳)問19体積が1860867立方尺の立方体がある。1辺の長さいくらか? 解:123尺。 現代表記法では、この問題は以下のように書かれる。 1860867 3 = 123 {\displaystyle {\sqrt[{3}]{1860867}}=123} 賈憲はホーナー法単純化した開立法を発明した。右のアニメーションは賈憲のアルゴリズム上の問題を解く手順示したのである

※この「開立法」の解説は、「籌算」の解説の一部です。
「開立法」を含む「籌算」の記事については、「籌算」の概要を参照ください。

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