開粒度アスファルト混合物
開粒度アスファルト混合物
粗骨材、細骨材、フィラー、アスファルトからなる加熱アスファルト混合物で、合成粒度における2.36mmふるい通過分が15~30%の範囲のもの、この混合物の路面はきわめて粗く、すべり止め用混合物として用いられる。
開粒度アスファルト混合物 (開粒度アスファルトコンクリート、開粒度アスコン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 01:31 UTC 版)
「アスファルト混合物」の記事における「開粒度アスファルト混合物 (開粒度アスファルトコンクリート、開粒度アスコン)」の解説
アスファルト舗装の表層の特殊用途として用いられている合材で、空隙率の大きな加熱アスファルト混合物の総称。骨材の最大粒径は通常13ミリメートルで、ふるい目2.36ミリメートル通過量は15 - 30%のもので、アスファルト量は3.5 - 5.5%程度。粗粒度アスコンに比べて空隙率が大きく、舗装表面が粗くなって水が溜まらないため、すべり止めを目的とした舗装として車道に用いられたり、歩道用の透水性舗装に用いられる。また、舗装の空隙間が交通車両が発するタイヤ発生音の抑制や騒音の吸収・拡散に役立てられる。舗装の内部に水が浸入することから、ポリマー改質アスファルトH型などの骨材との把握力が強い改質アスファルトが使われている。1960年代終わりごろから登場したもので、密粒度アスコンと比較して、すべり抵抗性と透水性に優れる一方で、耐摩耗性は劣るという特徴を有する。主な使用箇所は一般地域で、積雪寒冷地域ではあまり使用されない。混合物は新規のみで、再生材は利用されない。
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