中温化アスファルト混合物
中温化アスファルト混合物は,アスファルトの粘度を一時的に低下させる特殊添加剤の効果によって,通常のアスファルト混合物の製造温度および施工温度を30℃程度低減させることのできる加熱アスファルト混合物です。
中温化アスファルト混合物は,通常のアスファルト混合物に比べて製造時の混合温度を下げることでCO2の排出量を削減し,地球温暖化の防止に貢献します。また,中温化アスファルト混合物は,混合物の施工温度を低減しても,通常のアスファルト混合物と同等の品質を確保できることから、特に寒冷期における施工性を向上することができます。
中温化アスファルト混合物に用いられる特殊添加剤には、発泡系、ワックス系、オイル系などがあります。



中温化アスファルト混合物(低炭素アスファルト混合物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 01:31 UTC 版)
「アスファルト混合物」の記事における「中温化アスファルト混合物(低炭素アスファルト混合物)」の解説
アスファルトの粘度を一時的に低下させる特殊添加剤の効果によって、通常のアスファルト混合物の製造温度および施工温度を30度程度低減させることのできる加熱アスファルト混合物。通常のアスファルト混合物に比べて、混合物中に発生する微細な泡の効果により混合性が改善されて、製造時の燃料削減や混合温度を下げることでCO2排出量を削減でき、地球温暖化の防止に貢献する合材との見方から、低炭素アスファルト混合物ともいう。混合物製造時に用いられる特殊添加剤には、発泡系、粘弾性調整系、滑剤系などがある。施工温度を低減しても、通常のアスファルト混合物と同等の品質を確保できることから、特に寒冷期における施工性の改善に役立てられている。このため、急速施工、早期交通解放が求められる舗装工事や、薄層施工、寒冷地・寒冷期施工、橋面舗装などの急激な混合物の温度低下が懸念される舗装工事向けに利用されている。地球温暖化問題という課題から開発されたもので、1990年代終わり頃から登場した。
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