中濃
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 03:23 UTC 版)

中濃(ちゅうのう)は、岐阜県中南部(美濃国中部)の地域の総称である。
同じ岐阜県の地域名である西濃や東濃等と比べて、その地域の範囲は不明瞭な点があるが、ここでは美濃国を4分割した場合を示す。他の分割の例は、西濃を参照のこと。
地域
関市、美濃市、美濃加茂市、可児市、郡上市の5市と、加茂郡(坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村)、可児郡(御嵩町)の2郡7町1村で構成されている。場合によっては下呂市も含まれることがある。
郡上市が「北濃」として区分されることがある。県内では奥美濃と呼ばれることも多い。
南西部に平野が広がるが、他は山間部である。
大きく川の流域で分かれ、長良川沿いの関市、美濃市、郡上市。木曽川の南岸の可児市、可児郡。木曽川北岸及び飛騨川沿いの美濃加茂市、加茂郡となる。
可児市、可児郡、美濃加茂市、加茂郡を可茂地区と呼ぶ場合も多い。また、岐阜県立高校の全日制普通科の学区撤廃前、可茂地区を除く地域は「美濃学区」とされた。
気候は、大部分は太平洋側気候だが、一部地域は日本海側気候または中央高地式気候で、全域で内陸性気候を併せ持つ。地域によっては豪雪地帯もある。
人口
人口352,839人、面積2,454.26km²、人口密度144人/km²。(2024年7月1日、推計人口)。関市と可児市がそれぞれ約10万人。
産業
- 農業
平野部は田園地帯が多いが、山間部は林業が多い。美濃加茂市の梨、葡萄、柿や、関市(旧洞戸村)のキウィフルーツ等、果実栽培も盛ん。
- 伝統産業
関市の刃物。美濃市の和紙。郡上市の郡上本染。
- 工業
関市、美濃加茂市、可児市にて製造業が盛ん。
交通
道路
- 高速道路
- 国道
国道21号、国道41号、国道156号、国道158号、国道248号、国道256号、国道418号、国道472号
バス
鉄道
かつては、名古屋鉄道美濃町線、八百津線があったが、廃止されている。
平成の大合併の影響
当初の合併協議会では、郡上郡、関市+美濃市+武儀郡、美濃加茂市+加茂郡、可児市+可児郡の3つの枠組みで行われていた。 しかし、武儀郡武芸川町は一時岐阜市との合併を目指し、可児市と御嵩町は公有地の扱い方で対立が表面化し、美濃加茂市が広域合併に否定的であった等、問題点が多かった。
結局、合併を実現したのは、郡上市(郡上郡)、関市(関市+武儀郡)、可児市(可児市+可児郡兼山町)の3つのみである。
中濃地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 07:53 UTC 版)
関市・美濃市・郡上市・美濃加茂市・可児市・可児郡御嵩町・加茂郡七宗町・加茂郡白川町・加茂郡東白川村・加茂郡坂祝町・加茂郡富加町・加茂郡川辺町・加茂郡八百津町がこの地区に含まれる。 花街道の名称沿線の植物該当する道路名通過する市町村越美さくら街道 ソメイヨシノ 国道158号 郡上市 郡上南天街道 ナンテン 国道256号 関市郡上市 平成こぶし街道 コブシ 岐阜県道58号関金山線 関市下呂市 和紙の里街道 国道418号 美濃市関市 寺尾千本桜街道 ソメイヨシノ 岐阜県道59号北野乙狩線 関市 あじさい街道 アジサイ 国道256号岐阜県道52号白鳥板取線 岐阜市関市 せせらぎ街道 モミジ 国道472号 郡上市高山市 奥美濃木もれび街道 国道257号 郡上市 濃飛もみじ街道 モミジ 国道256号 郡上市
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