中深層とは? わかりやすく解説

中深層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 03:05 UTC 版)

中深層(ちゅうしんそう、英語: Mesopelagic zone)は、漂泳区分帯において海面表層と漸深層の間にあり、水深200mから1000mまでの領域を指す。この層の最も浅い部分でも海面から入射した光の1%しか到達せず、最深部には光がほぼ到達しない[1]。英語のMesoとは、ギリシャ語のμέσον、つまり「中間」を意味する。

中深層に全球の地表の60%が集中し、海の体積の20%を占め、生物圏の大部分を占める[2]ヨコエソ科ウラナイカジカ科クラゲダイオウイカなど光の少ない環境に適応した多様な生物がみられる[3]

漂泳区分帯

出典

  1. ^ del Giorgio, Paul A.; Duarte, Carlos M. (28 November 2002). “Respiration in the open ocean”. Nature 420 (6914): 379–384. Bibcode2002Natur.420..379D. doi:10.1038/nature01165. hdl:10261/89751. PMID 12459775. 
  2. ^ ICES (2021). Working Group on Zooplankton Ecology (WGZE) (Report). doi:10.17895/ices.pub.7689. Material was copied from this source, which is available under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
  3. ^ “The mesopelagic: Cinderella of the oceans” (英語). The Economist. https://www.economist.com/science-and-technology/2017/04/15/the-mesopelagic-cinderella-of-the-oceans 2018年11月6日閲覧。 

参考文献


中深層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/27 16:25 UTC 版)

漂泳区分帯」の記事における「中深層」の解説

詳細は「中深層」を参照 海面200メートルから1000メートルまでの層を指す。この層では、従属栄養性バクテリアが最も多い。この層に生息する主な魚介類メカジキイカオオカミウオ科コウイカなどである。中深層の生物には生物発光をするものが比較的多い。また、夜間に餌を食べるために表層浮上する中深層の生物もいる。

※この「中深層」の解説は、「漂泳区分帯」の解説の一部です。
「中深層」を含む「漂泳区分帯」の記事については、「漂泳区分帯」の概要を参照ください。

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