改質アスファルトとは? わかりやすく解説

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かいしつ‐アスファルト【改質アスファルト】


改質アスファルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:49 UTC 版)

アスファルト」の記事における「改質アスファルト」の解説

改質アスファルトは、舗装道路流動・わだち・ひび割れなどの破損を防ぐために、ストレートアスファルト改質して、耐久性接着性などの特性高めたアスファルトである。ゴムポリマーなど高分子材料改質材として、単独あるいは併用して混合してできるポリマー改質アスファルト、あるいは比較的低い温度下で空気吹き込むこと(ブローイング)によってつくられるセミブローンアスファルトがある。 ポリマー改質アスファルトは、添加物加えて改質したアスファルトで、性質異なI型II型III型H型4種類がある。I型からIII型H型に行くに従って、主に軟化点タフネス向上されており、これらはアスファルト混合物塑性変形摩耗対す抵抗性改善つながっている。I型II型III型ポリマー添加量の違い区分されていて、密粒度細粒度細粒度などの混合物用いられている。III型の中も、耐水性を向上させたIII型-W、耐水性たわみ性を向上させたIII型-WFがあり、前者コンクリート床版橋面舗装用、後者は鋼床版橋面舗装用で使用されている。H型は、ポリマー添加量が多くポーラスアスファルト混合物用いられる高弾性の改質アスファルトであり、中でもH型-Fは寒冷地用たわみ性を向上させたものである改質剤として用いられる添加物には、次のようなものがある。 ゴムスチレン・ブタジエンゴムクロロプレンゴム天然ゴム) - 改質アスファルトI型II型主流 熱可塑性エラストマー(スチレン・イソブチレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・ブタジエンブロック共重合体、スチレン・エチレン・ブテン共重合体) - 改質アスファルトのほとんどに使用 熱可塑性樹脂エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体ポリエチレンポリプロピレン) - 耐流動用材セミブローンアスファルトは、感温性を改善して60における粘度ストレートアスファルトよりも大きくした改質アスファルトで、耐流動性優れ特性持っている。わだち掘れ対策用に、社団法人日本アスファルト協会によって開発された。大型車交通量が多い交通路線で用いられる

※この「改質アスファルト」の解説は、「アスファルト」の解説の一部です。
「改質アスファルト」を含む「アスファルト」の記事については、「アスファルト」の概要を参照ください。

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