D‐バリン
| 分子式: | C5H11NO2 |
| その他の名称: | (-)-バリン、D-Valine、(-)-D-Valine、(-)-Valine、(R)-2-Amino-3-methylbutyric acid、(2R)-2-Amino-3-methylbutyric acid、(R)-2-Amino-3-methylbutanoic acid、(R)-2-Aminoisovaleric acid、(R)-3-Methyl-2-aminobutyric acid |
| 体系名: | (R)-3-メチル-2-アミノ酪酸、(R)-2-アミノ-3-メチルブタン酸、(R)-2-アミノイソ吉草酸、(-)-D-バリン、D-バリン、(R)-2-アミノ-3-メチル酪酸、(2R)-2-アミノ-3-メチル酪酸 |
バリン
| 分子式: | C5H11NO2 |
| その他の名称: | (+)-バリン、l-Valine、(+)-Valine、(+)-L-Valine、[S,(+)]-2-Aminoisovaleric acid、L-Valine、(S)-2-Amino-3-methylbutyric acid、(2S)-2-Amino-3-methylbutyric acid、(S)-Valine、(2S)-2-Amino-3-methylbutanoic acid、Valine、NSC-76038、(S)-2-Amino-3-methylbutanoic acid、(S)-2-Aminoisovaleric acid、(S)-3-Methyl-2-aminobutyric acid |
| 体系名: | L-Val-OH、バリン、(S)-3-メチル-2-アミノ酪酸、(S)-2-アミノ-3-メチルブタン酸、(S)-2-アミノイソ吉草酸、[S,(+)]-2-アミノイソ吉草酸、(+)-L-バリン、L-バリン、(S)-2-アミノ-3-メチル酪酸、(2S)-2-アミノ-3-メチル酪酸、(S)-バリン、(2S)-2-アミノ-3-メチルブタン酸 |
バリン
(Valine から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/24 06:25 UTC 版)
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| 物質名 | |||
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Valine |
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2-Amino-3-methylbutanoic acid
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別名
2-Aminoisovaleric acid |
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| 識別情報 | |||
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3D model (JSmol)
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| ChEBI |
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| ChEMBL |
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| ChemSpider | |||
| DrugBank |
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| ECHA InfoCard | 100.000.703 | ||
| EC番号 |
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IUPHAR/BPS
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| KEGG |
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PubChem CID
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| UNII |
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 特性 | |||
| 密度 | 1.316 g/cm3 | ||
| 融点 | 298 °C, 571 K, 568 °F (分解) |
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| 水への溶解度 | 溶ける, 85 g/L [1] | ||
| 酸解離定数 pKa | 2.32 (カルボキシ基), 9.62 (アミノ基)[2] | ||
| 磁化率 | −74.3·10−6 cm3/mol | ||
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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バリン(valine、略称:ValまたはV[3]) は、α-アミノ酸の1種で、側鎖にイソプロピル基を持つ。2-アミノイソ吉草酸とも呼ばれる。吉草根(valerian, セイヨウカノコソウの根)が名前の由来である。
ロイシンやイソロイシンと同様に、疎水性アミノ酸、非極性側鎖アミノ酸に分類される。L-バリンは20のタンパク質を構成するアミノ酸のうちの1つで、必須アミノ酸である。コドンはGUU、GUC、GUAとGUGがある。無極性物質である。糖原性を持つ。
鎌状赤血球症は、ヘモグロビン中で親水性アミノ酸であるグルタミン酸がバリンに置き換わることによって折りたたみ構造に変化が起きることが原因である。
構造
IUPACによると、カルボキシ基に結合している炭素原子を1として4や4'の炭素原子にメチル基が結合している[4]。2位の炭素は不斉炭素となっており、光学異性体が存在する。
利用
バリンを多く含む食品として、カッテージチーズ、魚、鶏肉、牛肉、ラッカセイ、ゴマ、レンズマメが挙げられる。
タバコ製造業の上位5社の1994年の報告によると、バリンは紙巻タバコへの599の添加物のうちの1つである。他の添加物と同様、添加の目的は明らかにされていない。
生合成
植物で、解糖系の中間体であるピルビン酸から、アセト乳酸シンターゼ (EC 4.1.3.18 = EC 2.2.1.6)、ケトール酸レダクトイソメラーゼ (EC 1.1.1.86)、ジヒドロキシ酸デヒドラターゼ (EC 4.1.2.9) の作用により合成される 中間体のα-ケトイソ吉草酸が、ロイシンアミノトランスフェラーゼ (EC 2.6.1.6) の作用によりグルタミン酸からのアミノ基転移を受けて合成される。最初の部分の過程はロイシンの合成と同じである[5]。
- EC 4.1.3.18: ピルビン酸 → 2-アセト乳酸 + CO2
- EC 1.1.1.86: 2-アセト乳酸 + NADPH + H+ → 2,3-ジヒドロキシイソ吉草酸 + NADP+
- EC 4.1.2.9: 2,3-ジヒドロキシイソ吉草酸→ 2-オキソイソ吉草酸 + H2O
- EC 2.6.1.6: 2-オキソイソ吉草酸 + L-グルタミン酸 → L-バリン + 2-オキソグルタル酸
この反応に関わる酵素には次のようなものがある。
- アセト乳酸シンターゼ
- アセトヒドロキシ酸イソメロリダクターゼ
- ジヒドロキシ酸デヒドラターゼ
- バリンアミノ基転移酵素
代謝性疾患
バリン分解は以下の代謝性疾患で障害される。
- マロン酸およびメチルマロン酸尿合併症 (CMAMMA)
- メープルシロップ尿症
- メチルマロン酸血症
- プロピオン酸血症
合成
ラセミ体のバリンはイソ吉草酸のブロモ化とそれに続く、α-ブロモ体のアミノ化反応によって合成できる[6]。
出典
- ^ “Physicochemical Information”. emdmillipore (2022年). 2022年11月17日閲覧。
- ^ Data for Biochemical Research. Oxford: Clarendon Press. (1959). ASIN B000S6TFHA. OCLC 859821178
- ^ “Nomenclature and symbolism for amino acids and peptides (IUPAC-IUB Recommendations 1983)”, Pure Appl. Chem. 56 (5): 595–624, (1984), doi:10.1351/pac198456050595 .
- ^ Jones, J. H., ed (1985). Amino Acids, Peptides and Proteins. Specialist Periodical Reports. 16. ロンドン: 王立化学会. p. 389. ISBN 978-0-85186-144-9
- ^ Lehninger, Albert L.; Nelson, David L.; Cox, Michael M. (2000), Principles of Biochemistry (3rd ed.), New York: W. H. Freeman, ISBN 1-57259-153-6.
- ^ Marvel, C. S. (1940). “dl-Valine”. Organic Syntheses (英語). 20: 106.; Collective Volume, vol. 3, p. 848.
外部リンク
- バリン - 素材情報データベース<有効性情報>(国立健康・栄養研究所)
- Valine MS Spectrum(英語)
- Isoleucine and valine biosynthesis(英語)
- Valineのページへのリンク





