Valentine D.C.とは? わかりやすく解説

Valentine D.C.

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 14:25 UTC 版)

Valentine D.C.
出身地 日本大阪府
ジャンル ロック
活動期間 1989年 - 1999年
2007年 -
レーベル after ZERO
アリオラジャパン
日本コロムビア/トライアドヒートウェーブ
事務所 Five Fold
公式サイト www.valentine-dc.net
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Valentine D.C.(ヴァレンタイン ディー シー)とは日本ロックバンドである。

バンド名は結成当初「VALENTINE」だったが、後にValentine D.C.に改名。これはワシントンD.C.がアメリカの首都であると同様に、ロックの首都になりたいという思いを込めて改名したと言われているが、「ヴァレンタインという同名のバンドがいたために改名を余儀なくされた」、「語呂が良かった」、「ターボとかデラックス的な、なんとなく軽い気持ちで」など様々な発言があり、真相は不明である。活動初期はLAメタル系のバンドであり、クランチトーンでの速弾きを多用するギターやスラップ奏法を多用するベースなど、テクニカル面を強調した音楽性とド派手なビジュアルだったため、ヴィジュアル系として括られることもある。

略歴

  • 1989年 - VALENTINEとしてバンド結成。メンバーはKen-ichi(Vo)、Nao(後のNaoya G)、Kohichi(G)、Jun(B)、Hiroshi(Dr)。当初はツインギター編成の五人組であった。大阪・心斎橋のバハマというライブハウスを中心に活動を始める。
  • 1990年 - Hiroshiが脱退。後任にMoriが加入。
  • 1991年 - Kohichiが脱退。Valentine D.C.に改名。
  • 1992年 - Moriが脱退。後任にEins:VierローディーだったTakeshiが加入。Ken-ichi(Vo)、Naoya(G)、Jun(B)、Takeshi(Dr)という全盛期メンバーとなる。
  • 1994年 - 9月、BMGビクター(現BMG JAPAN)よりメジャーデビュー。
  • 1995年 - 11月Rainbow来日公演のオープニングアクトを務める。
  • 1997年 - 日本コロムビア、トライアドレーベルへ移籍。
  • 1999年8月 - ソウル・フラワー・ユニオンと共に、日本のバンドとして初の韓国公演となるイベントに出演。10万人のオーディエンスを熱狂させる。
    12月31日、解散。
  • 2005年12月24日 - 一夜限りの再結成ライブ。タイトルは『re-Play』。
  • 2007年7月13日~14日 - Vocal Ken-ichiとBass Jun、他サポートメンバーでValentine D.C.としてライブを行う。
  • 2007年11月11日 - サポートメンバーとして参加していた元PlasticのTsuki(Dr)が正式メンバーとなる。
  • 2019年2月10日 - 12年ぶりとなる全盛期メンバー4人による結成30周年記念ライブ『the 30th VDC~Thanks For All VDC Mania~』を高田馬場CLUB PHASEにて開催。
  • 2023年7月4日 - トライアド・ヒートウェーブ在籍時の音源の、サブスクリプションサービスを解禁。

メンバー

現メンバー

過去に在籍していた主なメンバー

ディスコグラフィ

  • 順位はオリコンのランキングによる最高位

シングル

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 最高位 備考
after ZERO(インディーズ)
1st 1994年2月14日 Deluxe Chocolate AZRO-13 -
アリオラジャパン
2nd 1994年9月21日 Monochrome Sexuality BVDR-287 86位
3rd 1995年1月21日 Tomorrow BVDR-1003 -
4th 1995年4月21日 BRAIN GAME BVDR-1024 -
5th 1996年9月4日 初恋 BVDR-1116 -
6th 1996年11月21日 LOVE HURTS BVDR-1132 - エヴァリー・ブラザーズナザレスカヴァー[1]
7th 1997年2月14日 オアシス BVDR-1143 -
日本コロムビア/トライアド
8th 1998年1月1日 カーテンコール CODA-1389 -
9th 1998年6月20日 道に座って~go all the way COCA-15142 - マキシシングル
10th 1998年9月19日 春雷 CODA-1613 -
11th 1999年5月29日 Be a believer CODA-50084 -
インディーズ
配信 2015年11月24日 forsaken world -

アルバム

ミニアルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 最高位 備考
after ZERO(インディーズ)
1st 1993年2月14日 SAINT AZR-009 -
アリオラジャパン
2nd 1996年2月14日 BRAND V.D.C. BVCR-1023 67位

フルアルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 最高位 備考
アリオラジャパン
1st 1994年9月21日 パロディ BVCR-677 59位
2nd 1995年5月24日 炎と宝石 BVCR-702 67位
3rd 1997年3月21日 All is Vanity BVCR-783 85位
日本コロムビア/トライアド
4th 1998年1月21日 GENERATION COCA-14770 50位
5th 1998年10月1日 public address COCP-30053 90位
6th 1999年6月19日 Yell COCP-50102 -

ベストアルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 最高位 備考
アリオラジャパン
1st 1997年6月21日 The V.D.C. BVCR-1544 - トライアド移籍前のベストアルバム
日本コロムビア/トライアド
2nd 2000年4月1日 ALL THE WAY from D.C. COCP-50266 - 解散後のベストアルバム。

DVD

  • VDCDVD -Valentine D.C. Full Original Member Live-2008年)- 2007年11月10日に行われた全盛期メンバーによるライブを完全収録(MCは一部カットされている)。

参加作品

発売日 タイトル 規格品番 曲順 楽曲
1991年12月4日 ZEROISM -西方見聞録- VJCA-00010 M.6 Mr.Redhot'n' Blue
1993年9月22日 Cry-Max Pleasure ~Break On Through to the Nuclear Bandits~ BVCR-1415 M.5 36°の塊
1995年4月21日 ARIOLA MEETING 1995~MEET THE SINGLES〜 BVCR-1010 M.4 Tomorrow
1995年5月24日 ARIOLA MEETING 1995~MEET THE BALLADS〜 BVCR-1014 M.5 DAYS
1995年7月21日 ARIOLA MEETING 1995~MEET THE FAVORITES〜 BVCR-1022 M.4 HAVE A GOOD DREAM
2015年3月18日 THE REVIVAL OF TRIAD [2015][2] COCP-39084 M.14 Be a believer

タイアップ一覧

使用年 曲名 タイアップ
1998年 カーテンコール テレビ朝日系 深夜水族館『ミッドナイトマーメイド』エンディングテーマ
1999年 Be a Believer フジテレビ系『歌う! ボキャブラ天国』エンディングテーマ

脚注

注釈

出典

  1. ^ Valentine D.C. / オール・イズ・ヴァニティ [廃盤]”. CDJournal. 2025年6月2日閲覧。
  2. ^ イエモン、TMGE、Syrup16gら楽曲収めたTRIADオムニバス”. 音楽ナタリー (2015年2月14日). 2025年6月4日閲覧。

外部リンク


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