MODO 701
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2013年3月26日発売。(日本語プレリリース版2013年4月10日〜12日予定) MODO601から13ヶ月ぶりのメジャーリリースである。このバージョンより価格が少し上昇した。 このバージョンからThe Foundry社と合併。同社他製品ラインナップと違和感がないようにロゴ「modo」が大文字「MODO」に変更された。 映像系に強いThe Foundry社ソフトとの連動を意識したためか、エフェクト面(煙の表現等)での強化が見られる。 インポートされた扱いにくいメッシュをきれいなメッシュに変換するトポロジー関係にも機能追加された。 アニメーション関連ではオーディオがサポートされたためアニメに音をつけることが可能になった。 MODO 701新機能 パーティクルシミュレーション:エミッターなどダイナミックにパーティクルを生成するシミュレーションエンジンを搭載。ライブシミュレーション機能を使っていろいろな方法でパーティクルを発生させることができる。パーティクルのスカルプティングやメッシュへの変換もできる。 レイアウトスイッチャー(Ctrl+TABキー):ショートカットキーを使用してモデルやレンダリングのレイアウトを素早く切り替え Ctrl+~(チルダ)キーでパイメニュー形式でレイアウトが表示 (Favoriteモード) これも上記と同じで好きな作業画面を複数登録し呼び出せる機能。任意で登録できる。 コンターツール(等高線ツール):非アクティブのアイテムの輪切りにして断面をカーブポリゴンとして生成。ブリッジツールと組み合わせた、リトポ時の使用を想定。 ブリッジツール:複数のブリッジを一度に行うことができるようになった。上記のコンターツールと組み合わせて素早くトポロジーができるように作られている。 トポロジーペンにPointモード、Fillモード追加 エッジベベルツールに新しいオプション:Sharpモード(ポリゴンに対してインセットを行ったのと同じような分割) Squareモード(エッジからオフセットした位置にスライスを行い、エッジウェイトなしで丸みを帯びたシャープなエッジが追加可能) エッジやポリゴンのコピーアンドペースト機能の改善:エッジがコピーアンドペースト出来るように(601までは不可) item listにメッシュのマージとアンマージ追加 (Merge Meshes:選択した複数のメッシュを最初に選択したアイテムに結合 Unmerge Mesh:メッシュをポリゴングループ単位に別々のメッシュアイテムに分割 一つのメッシュアイテムに含まれている複数の部品を別々のメッシュアイテムに分離してアニメーションさせたい時などに便利) スプリットノーマル (エッジを部分的に鋭くする) Pythonスクリプトのインタープリタが大幅に強化:modoのコマンドライン版であるmodo_clに-console:pythonという引数をつけて起動すると、Pythonのコンソールとしてmodoを使用することができる スケマティックビューの強化 アニメーション作業レイアウトの大幅な変更、 アニメーションのオーディオサポート アニメーション タイムツールやモーションパスの編集機能の追加 アニメーション ダイナミックペアレンティング :インタラクティブに親子関係を変更することができる ポーズツールにダイナミックピニングの機能 プレビューレンダリング:速度が前バージョンと比べものにならないぐらい[要説明]高速化 スカルプティング速度の大幅な向上 スカルプティングHUDの搭載 スカルプト時のマスキング機能による使い勝手の向上 環境のインポータンスサンプリング :レンダリングに対する影響度の大きい重要な最適箇所を環境マップから抽出する技術で、モンテカルロ法と組み合わせてよりノイズの少ないレンダリングを高速に行うことが可。 フィジカルスカイの計算モデルを従来のモデル式よりもより精度の高いモデルに変更 カーブレンダリングの機能強化 シェーダツリーでの作業レスポンスが大幅に向上し沢山のマテリアルやアイテムを持つシーンでのマテリアル設定作業に効果発揮。 レンダープロキシ:レンダリング時に動的にモデルデータを呼び出す Linux版(ベータ版) プリセットの登録が簡単に。シェーダツリーからマテリアルをドラッグしてプリセットブラウザにドロップするとそのマテリアルのプリセットが自動的に作成される。 modo 701では各レイアウトごとにキーボードショートカットを定義できるように。 UTF-8のサポート:漢字などの2バイト文字を含んだファイル名の読み込みや保存時の問題を低減。 (Macのみ)アプリケーションをフルスクリーンで表示するモードのサポート (Macのみ)Retinaディスプレイでフォントを綺麗に表示するための改善
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