HACCPとは? わかりやすく解説

HACCP(ハサップ)

食品の衛生管理手法一つです。「危害分析重要管理点」ともいいます1960年代アメリカ宇宙計画の中で宇宙食安全性を高度に保証するために考案され製造管理システムで、Hazard Analysis and Critical Control Point
といい、頭文字略語としてHACCP(ハサップハセップハシップともいう) と呼ばれてます。
HACCPは、製造における重要な工程連続的に管理することによって、ひとつひとつ製品安全性保証しようとする衛生管理法であり、危害分析CCP重要管理点)、CL管理基準)、モニタリング改善措置検証記録の7 原則から成り立ってます。
HACCPシステムによる衛生管理基礎として「衛生標準作業手順」(SSOP: Sanitation Standard Operating Procedures)の導入など、一般的衛生管理適切に実施される必要があります
わが国では、食肉製品、乳・乳製品いわゆるレトルト食品などに対してHACCPシステムによる衛生管理方法について厚生労働大臣基準適合することを各施設毎に承認する制度設けられています。

参考毒物・劇物判定基準抜粋
毒物・劇物判定は、動物における知見または人における知見に基づき、当
物質物性化学製品としての特質などをも勘案して行うものとし、その基
準は、原則として次のとおりとします
(1) 動物における知見
急性毒性
原則として得られる限り多様な暴露経路急性毒性情報評価し、どれか一つ暴露経路
でも毒物判定される場合毒物に、一つ毒物判定される暴露経路がなく、どれか一つの暴
経路劇物判定される場合には劇物判定する
(a) 経口毒物LD5050 mg/kg以下のもの
劇物LD5050 mg/kgを越え300 mg/kg以下のもの
(b) 経皮毒物LD50200 mg/kg以下のもの
劇物LD50200 mg/kgを越え1,000 mg/kg以下のもの
(c) 吸入
ガス
吸入
蒸気
吸入
(ダストミスト)
毒物LC50500 ppm(4時間)以下のもの
劇物LC50500 ppm(4時間)を越え2,500 ppm(4時間)以下のもの
毒物LC502.0 mg/L(4時間)以下のもの
劇物LC502.0 mg/L(4時間)を越え10 mg/L(4時間)以下のもの
毒物LC500.5 mg/L(4時間)以下のもの
劇物LC500.5 mg/L(4時間)を越え1.0 mg/L(4時間)以下のもの
皮膚・粘膜対す腐食性
劇物:最高4時間までのばく露の後試験動物3匹中1匹以上に皮膚組織破壊、すなわち、表皮
貫通して真皮に至るような明らかに認められる壊死生じ場合
③ 眼等の粘膜対す重篤損傷
眼の場合
劇物ウサギ用いたDraize試験において少なくとも1匹の動物角膜虹彩又は結膜対する、可
逆的であると予測されない作用認められる、または、通常21日間の観察期間中に完全には
回復しない作用認められる
または
試験動物3匹中少なくとも2匹で、被験物質滴下2448及び72時間における評価の平
スコア計算値が角膜混濁≧3または 虹彩炎1.5陽性応答見られる場合
(2) 人における知見
人の事故例などを基礎として毒性の検討行い判定を行う。
(3) その他の知見
化学物質反応性等の物理化学的性質有効なin vitro試験等における知見により、
毒性刺激性検討行い判定を行う。
LC50Median Lethal Concentration半数致死濃度)):試料生物50%を死亡させたと推定される濃度
LD50Median Lethal Dose半数致死量)):実験動物50%を死亡させたと推定される


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