FIFAマスターとは? わかりやすく解説

FIFAマスター(FIFA大学院)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 21:32 UTC 版)

国際サッカー連盟」の記事における「FIFAマスター(FIFA大学院)」の解説

2000年開設された「スポーツに関する組織論歴史・哲学法律について国際修士」のことで、スイスにあるスポーツ教育機関CIES(The International Centre for Sports Studies、スポーツ研究国際センター)と提携してFIFA運営しているスポーツに関する大学院コースである。10か月の間にイギリス・イタリア・スイスにある3つの大学回って学習し幅広くスポーツ界活躍する人材養成することを目的として設立された。 入学するには、最初に高校卒業証明書大学卒業成績証明書英語力証明書TOEFLminimum 600 PBT / 250 CBT / 100 IBT points)かCambridge Certificate of ProficiencyIELTS(minimum level 7.5 in the « Academic Test »)のどれか1つ)、GMATスポーツ志望動機などの5つ質問回答(ショートエッセイ)を英語で300程度などの必要書類1月22日頃までに提出する書類審査通過した合格者がさらに電話面接などで絞りこまれ、4月中旬最終合格者定員25程度世界各国から集まるように配慮される)が決まる。最終合格者授業料25,000スイス・フラン(1フラン110円換算275万円)を全額支払えば入学手続完了となる。毎年9月開講する9 - 12月にHumanities of Sportsスポーツ人文科学)をイギリス・レスターのド・モンフォル大学で、翌年1 - 3月Management経営学)をイタリア・ミラノのボッコーニ大学で、4 - 7月にSport Lawスポーツ法律)をスイスヌーシャテルヌーシャテル大学学び7月中旬卒業という流れである。さらに、7月下旬に「ファイナルプロジェクト」というグループ(1グループ3 - 5名)で取り組む卒論発表プレゼンテーション)があり、1グループ30分で行われFIFAIOCUEFAECA大学教授などの参加者から質問を受け、その後会議論文の内容プレゼンテーション出来踏まえて成績評価される。単なる卒論発表留まらず、その卒論きっかけで、さまざまな活動実現している。FIFACSR部門ができたり、イスラエルパレスチナの子どもたちのサッカーキャンプ交流実現したりなどしている。 2011年7月21日行われた日本人を含む5か国のグループ卒論発表きっかけで、2012年3月22日FIFA国際Aマッチデー代表選手負傷選手クラブ加盟協会対す補償金支払う(国際Aマッチデー出場代表選手保険導入意向示し同年5月25日FIFA総会同年9月以降国際Aマッチデー代表選手保険導入決めたり2012年3月22日UEFA代表選手保険システム導入選手国籍関係なしの欧州クラブ所属選手代表戦での負傷保険)を発表するなどしている。 卒業生FIFAUEFAIOCAFC各国サッカー協会CASなどのスポーツ機関、スポーツテレビ局、スポーツマーケティング会社各国サッカーリーグおよびFCバルセロナなどのサッカークラブなどで活躍している。 また、卒業生多くスイスローザンヌにある20国際スポーツ連盟や団体、スポーツ関連会社10数社が集まり世界中スポーツルール決定している国際スポーツハウス(Maison du Sport International、略称MSI)で働いている。また、卒業生はFIFAマスター同窓会協会FIFA Master Alumni Association、略称FMA)を通じて世界中構築されたFIFAマスターのネットワークビジネス活用することができる。 FMAはその名の通り2年1度国際的なスポーツ大会合わせてその国および都市でFIFAマスター同窓会開催しており(前回ワールドカップ南アフリカ大会開催)、2012年ロンドンオリンピック合わせロンドン開催された。 2013年7月19日2012 - 2013年13期生修了式が行われ、宮本恒靖含め24か国の生徒卒業した日本人2013年7月19日時点で、通算9名ほどがFIFAマスターを卒業している。元プロサッカー選手卒業生は2名で、日本人プロサッカー選手および元日本代表としては宮本恒靖初めてである。2017年7月14日2016 - 2017年第17期修了式が行われ、大滝麻未一般日本人女性の2名の日本人女性がFIFAマスターを卒業した大滝は、日本元女サッカー選手および元日本女子代表としては初めてのFIFAマスター卒業であったが、直後2017年8月現役復帰した

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