法律について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 19:21 UTC 版)
キケロの著作 |
---|
![]() |
弁論(演説) |
ウェッレース弾劾 カティリナ弾劾 アントニウス弾劾 (ピリッピカ) マニリウス法について (ポンペイウスの指揮権について) |
弁論術書 |
構想論 (発想論) 弁論家について ブルートゥス 弁論家の最高種について 弁論家 |
哲学書 |
国家について 法律について ストア派のパラドックス ホルテンシウス 大カトー・老年について ラエリウス・友情について 義務について 運命について 善と悪の究極について 神々の本性について トゥスクルム荘対談集 |
書簡集 |
アッティクス宛書簡集 縁者・友人宛書簡集 弟クイントゥス宛書簡集 ブルートゥス宛書簡集 |
『法律について』(羅: De legibus)は、古代ローマの政治家・哲学者であるキケロの著作。
プラトンの『国家』を意識した著作『国家について』の続編であり、こちらもプラトンの『法律』を意識した作りになっている[1]。
プラトン『法律』と同様に、著者を含む3人の対話者、すなわちキケロ本人、弟のクイントゥス、友人のアッティクスが、夏のある日に一日をかけて国制・法律に関する長い対話・議論を行う構成となっており、場所は兄弟の生地であるアルピヌムの別荘に設定されている。
現存するのは第1巻から第3巻の途中までだが、元々は5巻以上(全6巻もしくは全8巻程度)だったと考えられる[2]。
日本語訳
- 『キケロー選集8 哲学I 国家について 法律について』岡道男訳、岩波書店、1999年 ISBN 9784000922586
- 『国家について 法律について』岡道男訳、講談社〈講談社学術文庫〉、2025年 ISBN 978-4065381342
- 「法律について」中村善也 訳、『キケロ エピクテトス マルクス・アウレリウス』鹿野治助 編、中央公論社〈世界の名著 13〉、1968年。NDLJP:2935156
脚注
外部リンク
ラテン語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:De legibus
- 法律についてのページへのリンク