F-5A/B系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:36 UTC 版)
「F-5 (戦闘機)」の記事における「F-5A/B系列」の解説
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} RF-5A カナディア製のVF-5A。胴体側面の補助空気取り入れ口に注目。 SF-5B F-5A 初期型。エンジンはJ85-GE-13(ドライ推力:1,234kg、アフターバーナー使用時推力:1,850kg)を2基搭載。RF-5A F-5Aの偵察機型。機首にカメラを搭載。武装はF-5Aとまったく同一のため、そのままでもF-5Aと同等の空対空戦闘/空対地攻撃能力を有するほか、機首の換装でF-5Aに戻すことも可能。イラン、トルコ、南ベトナム、タイ、ギリシャ、韓国、モロッコが採用。 F-5B F-5Aの複座練習攻撃機型。T-38の機首を流用しているため、機関砲を装備していないが、それ以外のサイドワインダー、爆弾、ロケット弾の運用能力はF-5Aと同等。 F-5A導入国で採用されただけでなく、F-5Eの初期導入国のうちでF-5Aを導入していなかったブラジルとサウジアラビアも、F-5Eへの転換訓練用にF-5Bを導入している。 F-5C スコシ・タイガー作戦のために改修されたF-5A。ただし、公式の形式名ではなく、部内での「通称」とされている。作戦名から「スコシ・タイガー」と呼ばれることもある。 F-5A(G)/B(G)、RF-5A(G) ノルウェー空軍向けのF-5A/BおよびRF-5A。寒冷地での運用のため、JATO、アレスティング・フック、キャノピーおよび空気取入口の除氷装置を追加。 SF-5A/B、SRF-5A スペインのCASAでライセンス生産されたF-5A/BおよびRF-5A。 機体そのものは後述するカナディア製と異なり、ノースロップ製とまったく同一であるほか、エンジンもアメリカからの輸入品である。 初飛行は1968年5月22日。複座型のSF-5B(AE.9)34機と、単座型のSF-5A(A.9)と単座偵察型のSRF-5A(AR.9)が18機ずつの、計70機が製造された。 CF-5A/D、CF-5A(R)(英語版) カナダのカナディアでライセンス生産されたF-5A/B。CF-5A(R)はRF-5Aに準じた偵察機型。カナダ空軍ではCF-116、ベネズエラ空軍ではVF-5と呼称される。 基本的にはノルウェー空軍仕様のF-5A/Bと同じであるが、以下の改良が加えられた。 エンジンは、オリジナルのF-5A/Bより高出力のJ85-CAN-15(ドライ推力:1,361kg、アフターバーナー使用時推力:1,950kg。オレンダ・エンジンズでライセンス生産)に変更。これに伴い、エンジン直前の後部胴体側面にルーバー開閉式の補助空気取り入れ口を追加。 前脚を33cm延長する機能を追加。これにより離陸時に約3°の迎え角を付け、離陸滑走距離を20%ほど短縮。 フェランティ製のリード・コンピュータ式照準器を装備。 機体右側面に、ボルト止めの空中受油プローブを追加(取り外し可能)。 初飛行は1968年5月4日。単座型のCF-5Aが89機、複座型のCF-5Dが46機の、計135機が製造された。 カナダ以外ではベネズエラが導入したほか、カナダ空軍の中古機をボツワナ国防軍が導入している。 NF-5A/B オランダ空軍向けにカナディアが製造したF-5A/B。オランダのフォッカーで製造したコンポーネントを、カナディアに持ち込んで組み立てる方式で生産された。 基本的にはカナダ空軍仕様のCF-5と同一仕様であるが、照準器は旧式の光学式照準器に戻し、ドップラー航法装置を追加。さらに主翼構造を強化し、前縁フラップを自動空戦フラップとして使えるようにしたほか、主翼下内側のハードポイントに275ガロン(1,041リットル)増槽を装着可能とした。 初飛行は1969年3月24日。単座型のNF-5Aが75機、複座型のNF-5Bが30機の、計105機が製造された。 オランダ空軍を退役した機体の一部は、ギリシャ空軍とトルコ空軍に引き渡されており、トルコ空軍の曲技飛行隊「ターキッシュ・スターズ(英語版、トルコ語版)」でも運用されている。
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