ドップラー航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 04:36 UTC 版)
移動体の速度に比例して受信周波数が変化するというドップラー効果を利用した航法。 ドップラー・レーダー(Doppler rader)を搭載した航空機から電波を発射すると地表にぶつかり反射して戻ってくるが、この送・受信電波の周波数差(ドップラー周波数:Doppler frequency)は,航空機の速度に比例して変化するので、この差を測定して機上のコンピューターにかけると対地速度が連続的に得られる。また,飛行距離は対地速度を積分することで求められる。 一方、偏流角は航空機から発射する左右の電波の受信周波数の差が偏流角に比例することを利用してコンピューターで計算して求める。こうして得られた対地速度・偏流角は計器で指示され、機首方向、コースからの偏位(deviation)、残存予定飛行距離はコントロールパネルに指示される 。
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