A-4S / TA-4S
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:33 UTC 版)
「A-4 (航空機)」の記事における「A-4S / TA-4S」の解説
シンガポール空軍は、1972年にアメリカから47機の中古のA-4Bを購入し、そのうち40機をA-4S、7機を複座型のTA-4Sに改修することとした。 購入された機体は、まず8機がアメリカのロッキード・エア・サービシーズ(Lockheed Air Services)において、以下の改良を受けた。 エンジンをカーチス・ライト J65-W-20(推力:8,400lb)に換装 主翼にスポイラーを追加するとともに、左右主翼下にハードポイントを1か所ずつ追加。 機関砲をADEN 30mm機関砲に換装。 エンジン排気口下部にドラッグシュートを追加。 フェランティ製D-101 リード・コンピュータ式光学照準器を搭載。 新型の通信装置やIFF、航法装置(デッカ Type 72 ドップラー航法装置、戦術空域航法システム、ADF:自動方向探知機(Auto-Direction Finder)、TACAN)を搭載。上記の通信・航法装置の収納場所を確保するため、機首を延長。レーダーはオリジナルのAN/APQ-145 地形追随・測距レーダーのまま。 AIM-9 サイドワインダー AAMの運用能力付与。 A-4Sは1973年7月14日に初飛行し、残りの32基も1972年から1977年にかけてシンガポールで同様の改修が行われた。 また複座型のTA-4Sは、新しい胴体前部区画を取り付けて機体全長を28インチ(71 cm)延長し複座型とした。これは前後座席のキャノピーが独立しているという、他国の複座型A-4には見られない特徴があるほか、エンジンも単座型A-4Sと同型のライト J65が使われている。 これらの機体は、600番台の3桁の機体番号が与えられた。1973年にテンガ空軍基地(英語版)飛行訓練学校に配置されたほか、1975年からはチャンギ空軍基地(英語版)の第142飛行隊(英語版)と第143飛行隊(英語版)にも配備された。
※この「A-4S / TA-4S」の解説は、「A-4 (航空機)」の解説の一部です。
「A-4S / TA-4S」を含む「A-4 (航空機)」の記事については、「A-4 (航空機)」の概要を参照ください。
- A-4S / TA-4Sのページへのリンク