A-4飛行スーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)
「軍服 (第二次世界大戦の米陸軍)」の記事における「A-4飛行スーツ」の解説
A-2飛行ジャケットの下に着用されることが多かったのはA-4飛行スーツである。このスーツは1930年に採用され、オープンコクピット時代からジェット時代まで長く使用される一着となった。 カーキ色のウール綿ギャバジン混紡製のつなぎ(カバーオール)であり、前合わせは隠しジッパーである。立ち襟をスナップボタンで開襟または閉じた状態にできた。袖口と裾にジッパーがあり、着脱しやすくしている。右胸には張り付けポケットがあり、ジッパーで閉じられる。右足の脛の部分にもジッパーの貼り付けポケットがある(この貼り付けポケットが付いていないタイプもある)。腰の左右にはスリットが入っており、飛行服の下のズボンに手を入れられるようになっていた。腰には布製のベルトが縫い付けられており、金属製のバックルで留めた。 公式には1943年に陸海軍共用のAN-S-31夏季飛行スーツがA-4飛行スーツの代替として採用されたが、A-4飛行スーツも使用され続け、第二次世界大戦を超えて朝鮮戦争でも着用されていた。 A-4飛行服を着たコーネリア・フォート(1940年代) A-4飛行服の上にA-2飛行ジャケット(1942年か1943年タスキーギ・エアメン)
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