2ちゃんねるとの確執
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 01:37 UTC 版)
「あやしいわーるど」の記事における「2ちゃんねるとの確執」の解説
抗争 2ちゃんねるはアンダーグラウンドな匿名掲示板への参加障壁をさらにひき下げ、新規参加者が入り込みやすい構造になっていたが、2000年5月3日に2ちゃんねるを利用していた少年による西鉄バスジャック事件が起きマスメディアで大々的に報道されたことで、ネット文化や歴史に詳しくない大量の新参が流入し、アングラ掲示板文化に染まるという流れができた。結果、ギコ猫など、あやしいわーるど発祥のマスコットや各種アスキーアート、スラング、半年ROMといった掟などを2ちゃんねる発祥だと誤解する者が多くなり、2000年8月、あやしいわーるどがそれらをパクッて使用していると思い込む者たちにより、2ちゃんねるのハッククラック板にあやしいわーるどを攻撃しようという内容のスレッドが立てられ、実際にあやしいわーるど系掲示板に対する無差別な荒らし行為が行われた。 そもそも、掲示板のシステムから文化までパクリで成り立っていた2ちゃんねるを快く思っていなかった所に、その自意識ばかりが肥大した振る舞いを見せつけられ、中でも、煽りや荒らしの横行するあやしいわーるど内でも礼節を以て交ることが守られていたはじめてのあやしいわーるどを荒らしたこと、また、以前から2ちゃんねらにより、あやしいわーるど住民のために設けられていたアップローダーの借用などが頻発していたこともあり、Remixに"@2ch抹殺"のトピックが設けられると反2ちゃんねる感情が一気に噴出した。それにより、あやしい住民やゲスッによる反撃スクリプトPhaser等のツールを用いたサーバー攻撃が行われ、2chの幾つかのサーバーが落ち、ログが失われるといった事件が起きる。攻撃は更に本格化する構えであったが、2ちゃんねる管理人であるひろゆきが当該トピックやあやしいわーるど掲示板を訪れ謝罪することで事態は一応鎮静化した。とはいえ、その後もあやしいわーるどにおける反2ちゃんねる感情は色濃く残り、そのスラングの使用や2ちゃんねるの話題を出すことは多くの掲示板で禁忌となった。 2ちゃんねるとの違い 2ちゃんねるに代表される中央集権型の掲示板は、中央の管理者による様々な統制や、自治による話題の規制、事後の削除など検閲下にあり自由な発言の行える掲示板とは言えず、何らかの理由でその中央が機能不全に陥ると全体が麻痺してしまう。それに対し、あやしいわーるどは、初代管理人であった「しば」の引退後は特に、複数の管理人が独自に運営する複数の掲示板のゆるやかな集合体となり、それぞれの管理人の個性が反映された掲示板またはチャットを利用者が好みで選べる形式へと変貌した。良い意味で捉えれば無政府状態で、官憲の干渉や局地的負荷攻撃にも耐えられる分散的存在形態となっている。そのためあやしいわーるどは、他の匿名掲示板と比べて一挙に崩壊しづらいと言える。[独自研究?] また交流の場である掲示板に直接宣伝広告を載せ、莫大な利益を上げる2chと異なり、あやしいわーるどの管理人はしば以来原則的に無償奉仕で掲示板などの場を提供している。
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