1990年代-現代とは? わかりやすく解説

1990年代-現代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:36 UTC 版)

第173空挺旅団 (アメリカ軍)」の記事における「1990年代-現代」の解説

1990年代後半米軍再編に伴い旅団は、アメリカ欧州陸軍即応部隊として再活性化されることとなった編制歩兵旅団戦闘団のものが採用されて、第173空挺旅団2000年6月12日再活性化され、アメリカ欧州軍南欧任務部隊(SETAF)の実戦部隊としてイタリア配備された。 2003年旅団イラクの自由作戦参加するためシリア派遣されイラク北部への攻撃配置についた当初計画では、旅団左翼トルコに第4歩兵師団展開することとなっており、旅団は第4歩兵師団側面掩護する機動部隊として運用される計画であったが、トルコ政府反発によって第4師団配備できず、イラク北部への攻撃は第173空挺旅団特殊部隊のみが担うこととなった。この攻撃支援するため、1/63機甲大隊および海兵隊無人機部隊旅団配属された。旅団北方統合特殊作戦任務部隊(JSOTF-N)の一部となったが、旅団級の部隊特殊作戦任務部隊併合されるのは、陸軍史上初のことであった3月20日旅団イラク北部への攻撃配置第5軍団引き継ぎ3月26日には、バシュール飛行場対す空挺降下(ノーザン・ディレイ作戦)を実施した。 ノーザン・ディレイ作戦では、旅団長ウィリアム・C・メイヴィル大佐を含む954名が夜間・低高度(300m)で降下実施したが、夜闇強風によって降下部隊分散し兵力集結には時間要した。しかし、アメリカ特殊部隊支援されクルド人民兵ペシュメルガ」と連携しており、また敵の抵抗微弱であったため、成功裏飛行場奪取した以後空軍C-17輸送機26機による空輸が行なわれ、4日間で旅団残余2,200名、M119 105mm榴弾砲 6門、車両 400両以上、貨物3000トン輸送された。これはベトナム戦争引き続いて2度目空挺作戦であった。さらに引き続いて発動され機上ドラゴン作戦のもと、1/63機甲大隊兵員300名と車両78両(M1A1戦車 5両およびM2A2歩兵戦闘車 5両を含む)が空輸され戦力増強された。 旅団はさらに、キルクークをめぐる戦闘参加しイラク陸軍の第2、第4、第8、第38歩兵師団交戦した4月10日旅団キルクーク突入し、短い市街戦ののち、これを制圧したキルクークをめぐる戦闘で、旅団兵力大きく勝るイラク軍交戦したが、負傷9名の損害受けたにすぎなかった。その後旅団キルクーク警備担当したが、この任務中、クルド人民兵による地元住民への暴行見過ごしたとして批判された。また、市内警備中にクルド人民兵警戒するトルコ軍隠密裏潜入させていた工作隊を検挙してしまうという騒ぎ発生した。このトルコ軍人は、外交交渉によって速やかに解放された。2004年2月2日旅団は同市の警備任務を第101空中強襲師団引き継いでイタリア帰還した。これは、翌年予定されていたアフガニスタン派遣備えた措置であった2005年3月旅団アフガニスタン派遣された。旅団バヨネット任務部隊として、カンダハールヘルマンド州管轄する南部地域司令部(RC-South)の指揮担当したのち、2006年3月イタリア帰還した。この派遣期間中旅団17名の戦死者出した2006年10月11日旅団は、正式に173空挺旅団戦闘団改名した2007年春旅団戦闘団は再びアフガニスタン派遣された。この派遣では、旅団戦闘団各部隊アフガニスタン東部分散配置され2007年6月6日、第10山岳師団第3旅団戦闘団交替して配置についた。この派遣2008年7月終了し7月末までに旅団全部隊がイタリア帰還した2009年6月14日旅団戦闘団は、再びアフガニスタン派遣されることとなった派遣2010年初頭より開始される

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