風の又三郎
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『風の又三郎』(かぜのまたさぶろう)は、宮沢賢治の短編小説。 賢治の死の翌年(1934年)に発表された作品である。谷川の岸の小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。少年は地元の子供たちに風の神の子ではないかという疑念とともに受け入れられ、さまざまな刺激的行動の末に去っていく。その間の村の子供たちの心象風景を現実と幻想の交錯として描いた物語。
- ^ a b c d 天沢退二郎「本文について」『宮沢賢治全集 7』筑摩書房<ちくま文庫>、1985年、pp.589 - 594
- ^ 天沢退二郎「解説」『宮沢賢治全集 7』筑摩書房<ちくま文庫>、1985年、p.618
- ^ 青空文庫に掲載されている岩波文庫版はそうした本文を採用している(ベースとなっているのは1956年刊行の筑摩書房版『宮澤賢治全集』)。
- ^ 「四年生」の列にいる描写あり(ちくま文庫版全集7巻、p.304)。また、「五年生と六年生の掃除当番」のときに自分は違うと立ち去る描写もある(ちくま文庫版全集7巻、p.310)。
- ^ 「四年生」の列にいる描写あり(ちくま文庫版全集7巻、p.304)。
- ^ 嘉助が「四年生」の列にいる場面でその後ろにいると記されている(ちくま文庫版全集7巻、p.304)。
- ^ 『校本宮澤賢治全集』よりも前に刊行された全集等では「二年生」に改変されていた。
- ^ 宮沢賢治『風の又三郎』(新編)新潮社、東京都〈新潮文庫〉、1989年3月1日。ISBN 4-10-109204-4。OCLC 33829969 。[要ページ番号]
- ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報』1990年(平成2年)2月下旬号、キネマ旬報社、1990年、175頁。
- ^ “風の又三郎 あにめたまご2016”. 2019年12月3日閲覧。
- ^ a b “「極上文學」第12弾上演決定、題材は宮沢賢治「風の又三郎・よだかの星」”. ステージナタリー. (2017年5月3日) 2017年5月4日閲覧。
- ^ 仙台・劇のまちトライアルシアター 高校生と創る演劇「又三郎」 - 仙台市市民文化事業団
- 1 風の又三郎とは
- 2 風の又三郎の概要
- 3 村の小学校について
- 4 その他
- 5 映画
- 6 関連項目
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