鎌倉時代から戦国時代までとは? わかりやすく解説

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鎌倉時代から戦国時代まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 06:04 UTC 版)

大山 (神奈川県)」の記事における「鎌倉時代から戦国時代まで」の解説

鎌倉時代には、糟屋氏源頼朝御家人となったため、大山寺鎌倉幕府庇護を受けることとなった『吾妻鏡』には、大山寺源頼朝源実朝から寄進受けた旨の記載がある。その後一時荒廃した大山寺だが、京都東寺再興事業実績上げた願行房憲静(けんじょうの手復興された。このとき、願行蒙古降伏させる秘法修得するため大山登り百日間の苦行行い師匠・意教房頼賢が提供した造の不動明王像の前で祈り続けると、怒り狂った不動明王の姿がみえ、その後不動明王像の目が見開かれたという。願行は、この時の不動明王の姿をもとに、二体の造の不動明王像製作し、その一体が大楽寺不動明王像(「試み不動」と呼ばれる。現・覚園寺神奈川県重要文化財)となり、もう一体が大山寺不動明王像国の重要文化財となったとされる室町時代においても、当初大山寺室町幕府鎌倉府庇護受けていたと考えられるが、やがて顕密地方山岳寺院当時一般的状況として、地域領主層や勧進唱導活動等一山経営支えようになった山内宗教者集団発言権増していったであろう想像される文明18年1486年)の冬に大山に登った聖護院門跡道興准后は、『廻国雑記』に大山山内宿泊しその夜大山寒くて眠れなかった」などの漢詩和歌詠んでいる。ここから当時大山寺に、近衛摂関家貴種であり全国山伏棟梁一行迎えるだけの山伏集団存在していたと考えられる。なお、室町時代後期のころに、『大山寺縁起絵巻』が成立した戦国時代に、大山小田原北条氏支配下入り北条氏大山宗教勢力利用しようとしたことが史料からわかっている。なお、大山山伏集団本山派院家仙院(のちの住心院)のであった考えられる天正18年1590年)に徳川家康与する軍勢小田原攻略した際には、大山宗教勢力北条氏与して激し戦い繰り広げた

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鎌倉時代から戦国時代まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 21:34 UTC 版)

大山寺 (伊勢原市)」の記事における「鎌倉時代から戦国時代まで」の解説

鎌倉時代には、糟屋氏源頼朝御家人となったため、大山寺鎌倉幕府庇護を受けることとなった『吾妻鏡』によれば建久3年1192年8月9日源頼朝北条政子安産祈願のため、当寺を含む相模国寺社神馬奉納している。その後一時衰退するが、文永年間1264 - 1275年)、京都東寺再興業績上げた願行房憲静(けんじょう)により中興となった。このとき、憲静は蒙古降伏させる秘法修得するため大山登り百日間の苦行行い師匠・意教房頼賢が提供した造の不動明王像の前で祈り続けると、怒り狂った不動明王の姿がみえ、その後不動明王像の目が見開かれたという。憲静は、この時の不動明王の姿をもとに、二体の造の不動明王像造立し、その一体が大楽寺不動明王像(「試み不動」と呼ばれる。現・覚園寺神奈川県指定重要文化財)となり、もう一体が大山寺不動明王像国の重要文化財となったとされる室町時代においても、当初大山寺室町幕府鎌倉府庇護受けていたと考えられるが、やがて顕密地方山岳寺院当時一般的状況として、地域領主層や勧進唱導活動等一山経営支えようになった山内宗教者集団発言権増していったであろう想像される文明18年1486年)の冬に大山に登った聖護院門跡道興准后は、『廻国雑記』に大山山内宿泊し、「その夜大山寒くて眠れなかった」などの漢詩和歌詠んでいる。ここから当時大山寺に、近衛摂関家貴種であり全国山伏棟梁一行迎えるだけの山伏集団存在していたと考えられる。なお、室町時代後期のころに、『大山寺縁起絵巻』が成立した戦国時代に、大山小田原北条氏支配下入り北条氏大山宗教勢力利用しようとしたことが史料からわかっている。なお、大山山伏集団本山派院家仙院(のちの住心院)のであった考えられる天正18年1590年)に豊臣秀吉小田原攻略した際には、大山宗教勢力北条氏与して激し戦い繰り広げた

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「鎌倉時代から戦国時代まで」を含む「大山寺 (伊勢原市)」の記事については、「大山寺 (伊勢原市)」の概要を参照ください。

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