遺物・技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 16:14 UTC 版)
超構造体(ちょうこうぞうたい) 地表の科学力では生み出せない希少な遺物であり、アポシムズにおいてAMB以外では破壊できない超高硬度で軽量な物質。加工できないため、取り外せるものをそのまま利用している。 超構造体製のネジは通貨としても使われる。 準超構造体(じゅんちょうこうぞうたい) 超構造体の次に硬いが重い物質。超構造体製の物によって破壊され得る。 AMB(Anti Megastructure Bullet - アンチ・メガストラクチャー・バレット) 「対超構造体弾」。EBTGでの射出によって超構造体を破壊できる唯一の弾丸、聖遺物。性質上、収束された時空間に穴を穿つため、使用には予測された未来の書き換えが伴う。 エスローが保有するAMBはタイターニアがリベドア帝国から奪ったものであり、当初は弾薬ケースに7発満装填されていた。皇帝スオウニチコにとって中央制御層へ侵入するための必須アイテムである。 軌道車両(きどうしゃりょう) 主に地下浅部に敷設された軌道を箱型の連結車両が高速移動し、人や物資を運搬する設備。タイターニアのように中央の権限がないと操作できず、一般的には遠くに運ばれて二度と戻れなくなる遺物と恐れられている。 なお、ルトーメロ近郊の地表を走っていた民間列車の「起動車両」は別物である。 ヘイグス粒子 正規人形を始め、あらゆる機械生物・装置の動力源となっている素粒子。正規人形ではエナからの吸収が最も効率的であり、体内貯蔵で人間的な食事や睡眠は不要になる。 浮遊物質(ふゆうぶっしつ) 地底内の何かに反応して浮かぶ物質で遺物。主に艦艇などで利用される。 トロム アポシムズで最も比重の大きい合金。弾丸にも使われる。 分子ガムテ(ぶんしガムテ) 医療用品。貼付した箇所の傷の治りを早める。 人工コード タシツマが率先し、リベドア帝国の最先端技術で開発したコードの複製。各正規人形のエナに固有の符号を変換―転写したもの。 現時点で物質転送や未来予知といった高度で複雑な能力は変換率が低く、転化に成功しない。また、本物にあるエナ折り畳み技術も再現できないため、帝国船の全長ほどの大きさになり、転化対象のクローンも巨大化させる必要が生じる。ただ、その副産物として大量のエナを生成する利点もある。使用後には崩壊する。 偽自動機械(にせじどうきかい) リベドア帝国が監視目的で作った野生自動機械の偽物。本物には偽自動機械を見分けられるようで地下深部に辿り着く前に食われる。 祝福の甲冑 巨大な人型兵器。タイターニアや再生者に似た球体関節人形の姿形を持つ。機能は着用者の生命維持と自在飛行、武装は不明。 北合成スラブ地方遺跡層深部の隔離施設でジナタ達によって発見された聖遺物で、かつて複数体存在したうちの一つ。着用者と同化して死ぬまで脱ぐことができないと記された銘板と起動時の顔面に東亜重工のロゴが見られる。
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