遠山陣営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 14:47 UTC 版)
遠山 桜(とおやま さくら) 声 - 小清水亜美 本作の主人公の一人。 猪口道場門下生で、短剣道の使い手である女子高生。学年は1年。ピンクの長髪と青い眼、両耳脇に結われた大きな白いリボンが特徴。 性格は明朗活発、独自の閃きを見せる天才肌の持ち主。普段は一般的な女子高生と変わらないが、戦闘時には「失礼だよ!」と啖呵を切り一気にスイッチが入る。 祖父、遠山荒馬譲りの超人的な脚力と瞬発力を持ち、跳びかかる様に間合いを一瞬で詰めることから〈跳ね馬サクラ〉の二つ名を持つ。接近戦では短剣道の制体技とコマンドサンボを組み合わせた関節技を用いる。その実力は師範である猪口が恐れを為すほどである。 先代「六番」であった荒馬の後を継ぐ次期「六番」候補であるが、その事実は本人には知らされていない。ちなみに中日ドラゴンズファン。 本作のドラマCD化に先立ち、掲載誌の創刊5周年を記念して製作された同誌連載作品「学園革命伝ミツルギ」(原作:河田雄志・作画:行徒)のドラマCDに特別出演していた。 榊 龍之介(さかき りゅうのすけ) 声 - 小野大輔 本作の主人公の一人。 黒髪と色素の薄い緋色の眼を持つ青年。普段は眼を守るサングラスと襟の立った黒コートを着ている。年齢は桜の一つ上。 番号持ちの一人で、持ち番号は「四番」。先々代「二番」であった榊辰子の息子であり、彼女の秘太刀「雲耀(ウンヨウ)」の継承者である。 重心を動かさず滑るように移動する雲耀【疾風(しっぷう)】の使い手であり、示現流の構え「蜻蛉」より繰り出される必殺の一撃を持つ。 幼少の折、剣道場の師範であった母・辰子の視力を奪った(後にそれが原因で辰子は命を落としている)鳴神を打倒すべく、兄弟子・北河と日本各地を転戦しながら修行を積んでいる流浪の剣士。その実力は広く知れ渡り、恐れられている。 北河 和巳(きたがわ かずみ) 声 - 石田彰 辰子の愛弟子で、龍之介にとっては兄弟子に当たる青年。ポニーテールの様に結った腰まで伸びる銀髪と白コート、背中に背負ったコントラバスケースが特徴。 番号持ちの一人で、持ち番号は「五番」。三つの仲結がある(通常の竹刀は一つ)長竹刀オロチを自在に操り、「結界」と称される凄まじく広い制空権を持つ。 龍之介と共に日本各地を転戦しながら修行を積み、〈龍に付き従いし大蛇〉の二つ名で恐れられている。「雲耀」を破る秘策を編み出し、悲願である鳴神打倒に自信を覗かせている。 猪口 安吾(いのぐち あんご) 声 - 速水奨 猪口道場師範で、桜の師匠。桜からは「師範(せんせい)」と呼ばれ慕われている。龍之介の道場破りに遭い、勝負を挑まれ接戦の末に敗北。 老齢だが、高身長で非常に筋肉質の体型で、頬や全身に傷のある厳つい風貌であるため男性に見えるが、実は女性。普段は女性としての嗜みを忘れぬように、また力を抑える為の拘束具としてブラジャーを着用している。本気で戦う場面では、背面のフックが胸筋の圧力によって千切れて、胸部が露になってしまうが本人はあまり気にしない。若いころは桜のような長髪の少女剣士であった。 番号持ちの一人で、持ち番号は「十一番(予備番)」。十一番は番号持ちの欠員補充員であり、桜の代わりに六番も兼任している。柳生新陰流の使い手であり、五十年に及ぶ鍛錬で磨き上げられた肉体から強烈な連打を繰り出し相手を打ちのめす。このことから〈ヌタバ(沼田場)の猪口〉の異名を持つ。 遠山 吹雪(とおやま ふぶき) 声 - 井口裕香 桜の実の母親で、富士日大学病院の医師を務める。「跳ね馬」の才能の無い一般人であるが柔道有段者で、桜に制体技を仕込んだのは彼女である。 髪は桜よりも暗めの紫色のショートカットでカチューシャを着用。胸が開いたセクシーな服を常に着ている。桜よりも背が低く風貌も若いため、よく桜の姉や妹に間違われる。 怪我人の処置が終わったあと、手をピースサインする癖がある。周囲は怪我が大したものではなかったと捉えて安心するのだが、実際は「全治2ヶ月!」などと、その後の処遇について話す。
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