遠山音楽財団期とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 遠山音楽財団期の意味・解説 

遠山音楽財団期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 00:24 UTC 版)

日本近代音楽館」の記事における「遠山音楽財団期」の解説

音楽評論家遠山一行により1962年設立され財団法人遠山音楽財団は、音楽事業対す奨励金助成金交付のほか、「音楽図書館設置」も事業挙げていた。そして1966年10月東京都渋谷区広尾附属図書室開館館長には遠山が、副館長には平島正郎皆川達夫それぞれ就任した蔵書構成は、中世ルネサンス及びバロック音楽現代音楽日本近代洋楽、の3点置かれた。1969年には蔵書数図書2,300楽譜2,000レコード2,900増大し、「遠山音楽財団附属図書館」と改称 (通称遠山音楽図書館)、西麻布の旧遠山一行邸に移転した1970年には遠山現代音楽研究所併設し、文化庁助成得て日本人作曲家自筆譜中心とした作品資料マイクロフィルム収録作業を1980年度まで実施した1971年設立され音楽図書館協議会にも当初から関わりその事業にも尽力した1980年代入り国家的規模での音楽資料センター必要性確認されてくると、1984年音楽図書館協議会理事長であった遠山一行呼びかけで、日本近代音楽資料調査保存するための「近代音楽館」設立運動起こった同年10月には芥川也寸志朝比奈隆池内友次郎小川昂らが発起人となり「近代音楽館を設立する会」が結成された。この運動応えて遠山音楽財団図書館の資料蒐集方針日本洋楽資料一本化することとし蔵書のうち西洋音楽関係資料慶應義塾大学寄贈することを決定した1985年1万7千点の資料同大学へ寄贈され三田情報センター内に「遠山音楽文庫」が設置された。 1986年7月遠山音楽財団寄付行為一部変更日本近代音楽財団改称した1986年度末の蔵書は、図書楽譜13,000録音資料7,600マイクロ写真資料1,600文庫寄託資料18

※この「遠山音楽財団期」の解説は、「日本近代音楽館」の解説の一部です。
「遠山音楽財団期」を含む「日本近代音楽館」の記事については、「日本近代音楽館」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「遠山音楽財団期」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「遠山音楽財団期」の関連用語

遠山音楽財団期のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



遠山音楽財団期のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本近代音楽館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS