寄託資料
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「慶應義塾大学附属研究所斯道文庫」の記事における「寄託資料」の解説
坦堂文庫 漢学者・古城貞吉旧蔵の清版を中心とする漢籍類。旧熊本藩主細川家所蔵の美術品や文化財を受け継ぐ公益財団法人永青文庫の所蔵で、1965年に寄託された。熊本出身の漢学者で東洋大学教授であった古城貞吉旧蔵の、清版を中心とする漢籍類約28000冊から成る。 コルディエ文庫 東洋学者・アンリ・コルディエ旧蔵の東洋学研究書約5000冊から成る。永青文庫の所蔵で、1973年に寄託された。15世紀のインキュナブラ(初期活版本)や、スタインやペリオを初めとするコルディエと同時代の著名な学者の署名入り論文抜刷等、貴重な資料が数多く含まれる。 明治仏教史編纂書蔵書 仏教学者・友松円諦が主宰した明治仏教史編纂所が蒐集した宗派や寺院関係を主とする雑誌や新聞727種と、和漢書約2530冊から成る。国会図書館にも所蔵されていない資料も多い。 センチュリー文化財団寄託品 旺文社社長であった赤尾好夫が、文字文化の資料を永久に保存すべく財団法人センチュリー文化財団の所蔵美術品1740点が寄託されている。日本の書道史を概観するのに必要十分な資料がバランス良く収集されているだけでなく、絵画資料や工芸品等も良質なものが含まれている。また、「文庫」として1点に数えられるものは、約15000冊からなる古典籍で、書道関係のものを中心に多岐にわたる内容の書物が揃っている。これらの資料は研究に活用するとともに、展示会を行って広く公開されている。
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