過去の主な踏切障害事故
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「踏切障害事故」の記事における「過去の主な踏切障害事故」の解説
「開かずの踏切#関連する事件・事故」も参照 大阪駅清水太右衛門殉職事故 1907年5月31日、遮断機の下りた踏切に入り込んだ幼女をかばった踏切番の駅員が列車に接触し死亡。 京成八幡駅第一踏切事故 1970年1月20日、踏切警手が飲酒の上寝過ごし、開閉器の操作を怠ったため電車とトラックが衝突。2人が死亡、3人がけが。 日高線踏切事故 1991年1月8日、苫小牧駅 - 勇払駅間の踏切で、立ち往生していたタンクローリー側面に普通列車が衝突し、列車の乗員・乗客53名のうち45名が重軽傷を負った。乗務員保護対策として高運転台仕様、衝撃吸収構造の採用のきっかけとなった。 成田線大菅踏切事故 1992年9月14日、久住駅 - 滑河駅間の踏切で、遮断機が下りていたところに進入していた大型ダンプカー側面に普通列車が衝突し、列車の運転士が死亡、乗客65名が負傷した。運転室の拡大、衝撃吸収構造の採用のきっかけとなった。 名鉄名古屋本線衝突脱線事故 2002年9月26日、奥田駅 - 大里駅間)にある踏切付近の軌道内で特急が普通乗用車と衝突し、乗用車の運転者1名が死亡、列車の乗客21名と運転士、車掌各1名の計23名が負傷した。 東武伊勢崎線竹ノ塚駅踏切死傷事故 2005年3月15日、竹ノ塚駅南側の踏切で、女性4名が準急列車(当時)にはねられ、2名が死亡し2名が負傷した。踏切対策を促進するきっかけとなった。2015年3月1日にも死亡事故が発生している。 川越線日進第一踏切事故 2007年1月21日、指扇駅 - 日進駅間(現:西大宮駅 - 日進駅間)を走行中の列車が乗用車と衝突して脱線し、乗用車から燃料が漏れて火災が発生したほか、乗用車の運転手が死亡した。燃えた車両は廃車となった。 青梅線踏切事故 2008年9月8日、青梅駅 - 東青梅駅間を走行中の各駅停車が踏切内で立ち往生していたトラックと激突したが、E233系が採用していたクラッシャブルゾーンが功を奏し、乗員乗客には1人の死傷者も出なかった。列車脱線事故でもある。 東武東上線踏切事故 2009年10月8日、みずほ台駅 - 鶴瀬駅間の踏切で普通列車がワゴン車と衝突してワゴン車が大破した。原因はワゴン車の運転手が踏切待ちの際に誤ってアクセルを踏んだことによる。 函館線深川踏切事故 2010年1月29日、深川駅 - 妹背牛駅間の踏切で、積雪時に起きた事故。列車の損傷が激しく、負傷者も多数出た。列車脱線事故でもある。 山陽電鉄本線神鋼前踏切事故 2013年2月12日、荒井駅近くの踏切で、直通特急列車がトレーラーに接触して脱線・大破し、十数人が重軽傷を負ったほか、鉄道施設や沿線の民家も破壊され、トレーラーの運転手が執行猶予付きの有罪判決を受けた。 東海道本線十間坂踏切事故 2013年4月7日、茅ケ崎駅 - 平塚駅間の踏切にて、普通列車が歩行者専用踏切に侵入した軽乗用車と衝突し脱線した。乗客300名のうち1名が軽傷を負った。 横浜線川和踏切死傷事故 2013年10月1日、女性が踏切内で倒れていた男性を救出しようとして踏切内に入り、男性とともに普通列車に跳ねられ、女性は死亡、男性は重傷を負った。 東武東上線踏切事故 2014年1月29日、ATの軽乗用車の運転手が踏切待ちの間に郵便物をポストに投函しようとしてDレンジのまま車を離れ、無人となった車がクリープ現象で上福岡駅 - 新河岸駅間の踏切に侵入し、普通列車と衝突して大破した。なお、踏切前での駐車[要出典]は道交法違反となる。 東海道本線小薮踏切衝突脱線事故 2017年3月2日、西岡崎駅 - 安城駅間の踏切で、普通列車が踏切に立ち往生した乗用車に衝突して先頭車両が脱線。衝突の弾みで乗用車が近くの電柱にぶつかって大破炎上した。乗用車を運転していた男性は死亡。後の調査で男性は愛知県警保安課の警部補と判明。自殺を図ったものと見られている。 京浜急行本線神奈川新町第1踏切衝突事故 2019年9月5日、神奈川新町駅 - 仲木戸駅(現:京急東神奈川駅)間の神奈川新町第1踏切道で快特電車が踏切内で立ち往生した大型トラックと衝突し、前3両が脱線。トラックを運転していた67歳の男性運転手が車外に投げ出されて死亡、乗員乗客の合計37名が負傷した。
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