過去の主要なリスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 22:45 UTC 版)
「FBI10大最重要指名手配」の記事における「過去の主要なリスト」の解説
手配No.456 Osama Bin Laden 1999年6月7日〜2011年5月2日(死亡) 報奨金2700万ドル ウサーマ・ビン・ラーディンは1998年8月7日に起きたタンザニア及びケニア両国でのアメリカ大使館爆破事件、2000年10月12日に起きた米艦コール襲撃事件に関する容疑で指名手配されていた(2001年9月11日のアメリカ同時多発テロは直接の手配容疑にはなっていない)。ビン・ラーディンは世界的な反米、イスラム原理主義のテロ組織アルカーイダのリーダーであるとされ、世界各地でのテロ計画を主導したとされる。手配書によると左利きであり、杖を使って歩くとされる。 手配No.458 James Joseph Bulger 1999年8月19日〜2011年6月22日(逮捕) 報奨金200万ドル ジェームズ・ジョセフ・バルジャーは19件の殺人、資金洗浄、犯罪組織の組閣等の容疑で指名手配されていた。主にマサチューセッツ州ボストンを拠点に活動していて、他のマフィアに関する情報をFBIに提供していたが、同時にFBI内部に内通者がおりそれを利用して70年代から80年代にかけ多数の犯罪を行っていた。バルジャーは暴力的な気性で知られ、常に武器を携帯していたとされる。 手配No.454 Eric Rudolph 1998年5月5日〜2003年5月31日(逮捕) 報奨金100万ドル エリック・ルドルフは1996年から1998年にかけ、米国内での爆発物による公共機関への攻撃の罪で指名手配されていた。1996年7月27日に発生したアトランタオリンピックでの爆破テロ事件、またアラバマ州バーミングハムの中絶クリニックへの爆破テロ、及び同性愛者のナイトクラブへの攻撃により、3人が死亡し110人が負傷した。ルドルフはかつて白人至上主義や反ユダヤ主義、同性愛者への嫌悪を標榜する複数の団体に所属しており、そこで過激な思想を持つようになったと見られている。 手配No.494 Semion Mogilevich 2009年9月22日~2015年12月18日(削除) 報奨金10万ドル セミオン・モギレヴィッチは多額の金融詐欺、電子通信詐欺容疑で指名手配されていた。ユダヤ系ウクライナ人であり、東欧を拠点に広大な犯罪組織を指揮しているとして「最も強力なロシアンマフィア」であり「世界で最も危険なギャング」とFBIに記載されている。直接の容疑は1993年から1998年にかけてカナダで設立した架空の会社名義によって投資家から数百万ドルを集めた、というものであるが、それ以前からヨーロッパにおいて多額の金融詐欺を行っていた。そのあくどい商才から「聡明なドン」とロシア当局に呼ばれている。詐欺以外にも武器の密売や売春等にも彼の組織は関わっているとみられている。ロシア当局やその他各国警察の追跡にも関わらず、現在も彼の主要な拠点はモスクワであると考えられている。未だ逮捕に至っていないが、「近年アメリカ国内での違法行為は認められていない」との理由により、2015年12月にリストから削除された。
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