名鉄名古屋本線衝突脱線事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「名鉄名古屋本線衝突脱線事故」の解説
★2002年(平成14年)9月26日 8時32分頃(列車脱線事故) 名古屋鉄道名古屋本線新岐阜(現・名鉄岐阜)発豊橋行きの特急 86列車(8両編成。内訳は1030系6両+1800系2両。乗員3名、乗客約900人乗車)が、稲沢市奥田堀畑町地内(奥田駅 - 大里駅間)にある大里8号踏切付近の軌道内で普通乗用車(ホンダ・プレリュード〈4代目〉)と衝突。うち前2両が軌道を外れ、軌道東側に設けられていたコンクリート製暗渠の用水路沿いに大きく脱線し特に先頭車両は用水路に乗り上げた状態で停止した。 普通乗用車のスリランカ人の運転者1名が死亡、列車の乗客21名と運転士、車掌各1名の計23名が負傷した。通勤ラッシュ時間帯で脱線した特急列車には多くの乗客が乗っていたため負傷者が多数発生した。なお、事故当時対向列車が事故現場へ近づいていたが、脱線列車が架線柱をなぎ倒したことから停電となり、現場直前にて停止したため、さらなる大惨事は免れた。 事故の原因はスリランカ人の運転する普通乗用車(盗難車)が遮断桿が下がっていた踏切内に進入、踏切内で脱輪した上に線路上を新名古屋方面に走行し、これに追突した列車が乗用車を巻き込んで脱線したためである。 事故車両のうち後方に連結されていた1800系2両はそのまま修理された。残りの6両のうち大破した1030系2両は事故廃車となったものの、1030系の後部4両は豊橋寄りの車両に運転台を取り付ける工事を行い、新たな固定編成に改造された。 後部4両の改造については「名鉄1000系電車#1380系」を参照
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