葵流
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葵左門(あおい さもん) フィラデルフィア在住の日系アメリカ人。表向きは空手道場の雇われ師範だが、その正体は絶えたと言われていた古武術、葵流の第二十代師範。3人の息子を鍛え上げ、本人も鍛錬を欠かさなかったが、葵流の存在は常に隠してきた。しかし愛人の治療費を捻出するために金が必要となり、闇のリングに上がる決意をする。そこで対戦した梅川丈次に敗北した後、長男である文吾に葵流を託して果てる。梅川によると没年齢は56歳だが、息子の飛丸によると58歳。 葵文吾(あおい ぶんご) 葵家の長男にして、第二十一代の葵流師範。29歳。職業はバーテンダーだが、葵流最強の使い手。実父である左門を戦いの末殺害し、葵流を継承。そして葵流の最強を証明するため、兄弟揃って表舞台での格闘技試合などに参加することにした。手を鍛え抜いており、想像を絶する握力と指の強さを誇る。三兄弟の中で最も強さに対するこだわりが強く、泉宗一郎を襲った時には平然と右目に指を突き入れて潰している。また執念深く、試合前の文七を控え室で襲って返り討ちに遭ったが、その後意識を取り戻して文七をリングまで追いかけて再戦を挑んだほどである。 葵密丸(あおい みつまる) 葵家次男。26歳。日本料理店勤務。18歳の時に葵流の修行を辞めたかったが辞められず、迷いを残したまま今にいたる。そのせいか精神的に弱く、伊達潮男を倒した時も序盤に一度手加減をしている。 葵飛丸(あおい とびまる) 24歳。葵家の三男。スポーツジムのインストラクターとして働く、三兄弟随一の巨漢。ベンチプレスで290キロを上げるほどの怪力の持ち主。姫川の捨て身の作戦にはまって一瞬で敗れたが、それは姫川が飛丸とまともに戦いたくなかったため策を弄したのだと説明されている。
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葵流(流派と技)
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尾張家の主君のみに技が継承される古武術。元々は九神流と呼ばれていた。明治維新後は野に下り葵流として一子相伝の伝承を続ける。明治九年十七代目当主葵治平が渡米、葵一族はアメリカで暮らす。 百日紅(さるすべり) 変形腕緘。掛けられた相手の脇腹と極められた腕が一直線になる。 犬牙(いぬきば) アキレス腱固めの変形。犬が脹脛に牙を突き立てることから名付けられた。 無寸当(むすんあて) 寸勁と同様の技術で距離を必要としない打撃法。 雷神(らいじん) 葵流における肘を用いた当身技。無寸雷神(むすんらいじん) 距離がない状態で肘の肉の部分を用いて打撃を行なう。無寸当と雷神の組み合わせ。相手に全く傷を負わせず脳震盪だけ起こさせることができる。 波兎(なみうさぎ) 葵流の足取り技。草原に居る兎を素手で捕まえられる速度、呼吸のタイミング。 指穿(しせん) 指先で相手を突く。板を穿つことが可能。 泥田捻り、田螺(たにし) 巻き技。ヒールホールド。 浮羽(うきは) 宙に浮いた羽毛のように、攻撃を他へ逃がす。スリッピング・アウェー。 地神受け 掌底で下方に向かって打つ技。 菱打ち(ひしうち) 足の親指の先で相手を打つ技。人差し指を重ねて2本で打つことで、親指の骨が折れないよう補強する。技名は、重ねた2本の指の形が菱の実に似ていることからつけられた。 うわばみ 一度相手に関節技をかけたら、決して逃さずに極める。蛇が相手の体に嚙みついたら、それが体のどの部位であってもそのままゆっくりと飲み込んでゆくことからついた技名。関節技の中の特定の技ではなく、相手を逃がさない動きの全体、流れをいう。
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