葵梶葉文染分辻が花染小袖の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 01:13 UTC 版)
「葵梶葉文染分辻が花染小袖」の記事における「葵梶葉文染分辻が花染小袖の特徴」の解説
16世紀以降、直垂のような伝統的な袖の大きな大袖の下に着用していた小袖が表衣化していく。また表衣化した小袖の下に着用する、肌着としての小袖も発達していく。また大袖の模様は主に織りによって付けられていたが、16世紀以降発達する小袖では、染色によって模様を付けることが主流となる。そのような衣服の転換期であった16世紀前半から17世紀初頭にかけて、絞り染めを主な染色法として、線描、刺繍などの技法も交えた模様染が盛んに行われた。これが辻が花染である。 葵梶葉文染分辻が花染小袖は他の徳川家康着用と伝えられている衣服とその特徴が良く一致している。材質、形態的にも桃山時代の小袖の特徴をよく示している。
※この「葵梶葉文染分辻が花染小袖の特徴」の解説は、「葵梶葉文染分辻が花染小袖」の解説の一部です。
「葵梶葉文染分辻が花染小袖の特徴」を含む「葵梶葉文染分辻が花染小袖」の記事については、「葵梶葉文染分辻が花染小袖」の概要を参照ください。
- 葵梶葉文染分辻が花染小袖の特徴のページへのリンク