葛岐家・宗像家
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葛岐佐那女(かつらぎ さなめ) 瀬戸内海・斎島の葛岐家三姉妹の長女。家伝を重んじる祖母に厳しく躾けられたため、素地は美人だが地味に育つ。神事で阿知女の勤めを果たすことだけを胸に自分を律してきた為、海神・磯良を身に宿す役割の為呼ばれた闇己が末子相続を持ち出し妹・澪胡を選んだ事が許せず、妹を見殺しにしようとする。 のちに眞前に心酔し、忌部家当主の秘書として彼のために働く。 事件後に島に帰り、家を継いだ。 葛岐安柘(かつらぎ あつみ) 7月14日生まれ/O型/160cm/47kg/視力:R0.9、L1.0/足長:23.5cm/住居:愛媛県斎島/趣味:シュノーケリング、釣り/弱点:祖母、闇己/得意科目:理科、音楽/苦手科目:世界史/クラブ:ソフトボール/好物:辛い物、ハーブティー/苦手な物:干物(食べ飽きている)/好みの芸能人:豊川悦司 旧家である葛城家の次女であり、遠くは三輪族の巫女の血を引いている。神に感応する力はあるようだが、巫覡としての力は未知数。閉鎖された家と世界で育てられたにもかかわらず常識的で理性的な性格。葛城家で唯一まともな思考の持ち主。同じような境遇である幼馴染みの海都波を放っておけず、布椎家で面倒見てもらえるよう闇己に頼むなど、しっかり者のお姉さんタイプ。 二十年に一度の大祭・顕斎の儀の祭主を務めるために来た闇己に恋をしてしまったが、自分の方が二つ年上であることにこだわり告白できずにいる。だが、母親の影響で女嫌いの闇己も彼女には比較的好意的である。その事も寧子を追い詰めていく原因となった。 後に海外留学し、アメリカで暮らしている。 葛岐澪胡(かつらぎ みおこ) 瀬戸内海・斎島の葛岐家三姉妹の三女。自分に惚れている分家の男に貢がせたり、小悪魔な少女。 宗像海都波(むなかた みつは) 1月18日生まれ/B型/162cm/50kg/視力:RL2.0/足長:24.5cm/出身:愛媛県鳴雲島/住居:蒿の自宅に居候/趣味:読書、料理(和食が得意)/愛読書:「唐詩選」/弱点:幽霊/得意科目:国語、漢文/苦手科目:数学/食べ物:好き嫌いなし/好みの芸能人:高倉健 瀬戸内海に浮かぶ鳴雲島(斎島の隣島)の旧家・宗像家の跡取り。性格の良さが顔に出たような美少年。素直でカワいい天然ボケ。修業をしたことはないが、巫覡としての能力はズバ抜けている。将来は闇己の片腕になる予定。 祖母は宗像家の人間だったが、一人しか授かることが出来なかった娘を水神大祭にて人柱として捧げることを拒み離島。その後、海都波の母は横浜で家庭を持つことになる。祖母が亡くなって数年後、12歳の時に両親を交通事故で失う。天涯孤独だったところへ母方の祖父が現れたため、鳴雲島へ引き取られた。危うく大祭の供物にされるところだったが、闇己によって助けられた。 関東布椎に引き取られ、みんなに可愛がられる。安柘に淡い恋心を抱いていた。料理の腕を生かし後にシェフになった。 宗像昭三(むなかた しょうぞう 海都波の祖父。宗像の分家筋から本家に婿入りし家を継いだが、三十年前に妻が幼い娘と共に家を出ていってしまったため、後妻を娶り「水神大祭」のための跡取りを設けた。しかし祭を拒否した水神の津波によって後妻も他界。この時、彼自身も死亡したのだが、強い妄執のために自らが滅んだことを理解できず他人の体を乗っ取ってしまった。
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