葛天氏に触れた作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 16:00 UTC 版)
陶淵明の『五柳先生伝』には以下の一節がある。 酣觴賦詩 以楽其志 無懐氏之民歟 葛天氏之民歟(酒に酔って詩をうたい、その志を楽しむ。無懐氏の民か、葛天氏の民のようではないか) ここでは葛天氏は無懐氏と並んで、おおらかな暮らしを楽しむ理想的な人民として描かれている。 この記述を受けて、陶淵明の時代から1500年ほど下った大正期の日本の作家徳冨蘆花は、1913年の著書の中で、純朴な暮らしを営む人を表現するのに葛天氏を引き合いに出している。 御維新後四十五年、帝都を離るゝ唯三里、加之二十歳の若い女に、まだ斯様な葛天氏無懐氏の民が居ると思えば
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