花丘家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 03:00 UTC 版)
花丘邸は近所では「三丁目のお化け屋敷」と呼ばれている。 花丘観柳斉(はなおかかんりゅうさい) 声 - 北村弘一 イサミの祖父。玲子に変わって家事全般をこなし、料理も得意である。クマのぬいぐるみが大好きで「大江戸クマさん友の会」の会員でもある。また、武術にも長け、剣(ハリセン)では複数のカラス天狗を簡単に倒し、槍では鎧天狗と渡り合い見事勝利している。たまに浪曲をやったりし、魁も聞かされたことがあるらしい。 第43話でいち早くしんせん組の正体がイサミ達だと知ってからは自身も応援することを決意し、第44話からは「謎の人物『怪傑白頭巾』」となって、共に黒天狗党と戦う。本人はあくまで「謎の人物」と言い張っているが、敵味方問わず正体はバレバレである。 名前の由来は新撰組の武田観柳斎。 花丘玲子(はなおかれいこ) 声 - 井上喜久子 イサミの母親。ニュースキャスターであり、「花丘玲子のおはよう7」のメインキャスターを務める。そのため朝は早出して出演している「おはよう7」をイサミと観柳斉が朝御飯の時に視聴するのがお決まりとなっている。しっかりした母親であるが、どこか抜けたところもある。料理が苦手で焦がしたり不気味な色の料理を作ったりしていたが、料理教室などに通った結果、最終話では少なくとも見ためは綺麗なご馳走が作れるようになっていた。 花丘魁(はなおかかい) 声 - 石井康嗣 イサミの父親。ルミノタイトを研究していた物理学者。黒天狗党に追われているため正体を隠すべく顔にミイラのような包帯、目にサングラス、頭に黒い帽子、全身にはコートと完全に誰だかわからない、しかしどこか怪しい格好をしている。瑠美野流忍術の修行を積んでおり、戦闘のスキルは非常に高い。木登りも得意なようで、初期は花丘邸が見える丘の木の上から1人つぶやく場面が多かった。また、イサミ達のピンチにガンバマンキングの変装をして現れることもあった。 イサミを巻き込みたくない気持ちから、イサミには父ではないと言い張り、イサミの誕生日だった第3話では「野ばらの男」を名乗ってバラを贈っていた。このためイサミは正体に気づきつつも、父の思いを慮り気づかないフリをしていた。最終話でようやく黒天狗党と和解し、素顔に戻ってイサミを抱きしめ、花丘家に帰宅した。 アニメでは最終話でも光やサングラスにより現在の素顔は明かされず、視聴者が素顔を確認できるのは第3話の回想シーンのみであった。漫画版では再開後の素顔も描かれている。 名前の由来は新撰組の島田魁か。 坂本数馬(さかもとかずま) 声 - 小野健一 大江戸警察署の刑事で、イサミの叔父(玲子の弟)。事件の度に威勢よく捜査に乗り出すが、小学生のイサミ達にヒントを貰うなど少々頼りない。シスコンなのか姉の事となると暴走しがち。「捜査のついで」の名目でたびたび花丘家に飯を食いに来る。独身ではるかに惚れており、熱心にストーカー同然のアプローチをするが、ことごとく空回りしている。後半ではルリ子にもアプローチしていた。 名前の由来は坂本龍馬か。 維新 漫画版『ダッシュ』より登場する、花丘家の居候(下宿人)で、イサミたちのクラスの副担任教師。整った精悍な顔立ちを持っており、小学校から中学校へ(イサミたちを見守るために)転属した、はるかも一目ぼれするほどの、穏やかにして無害そうな好青年。ただし、イサミとは出会いの間の悪さから少々、険悪な仲となっている。 本名はリュマー・サクマウド。白狐団の首領である野火と同じく、ルミノタイト反応を調査しに来た宇宙連合の地球調査員であり、地球へのアプローチ見解の違いから野火と袂を分かち、彼女を止めるために地球へと降り立った宇宙人である。 白狐団が現れたと同時に、ルミノタイトを失った龍の武器に再びルミノタイトを入れなおし、イサミたちに新たなる力を与えた。さらに自らは野火に存在を知られないために自らの顔を包帯で隠し、包帯男Part2としてイサミたちをサポートする。ただし、彼自身もその目的は野火と同じく「しんせん組の行動を地球人の行動のテストケースとすること」にあるため、しんせん組のピンチにはあえて手を出さずにイサミたちがその困難に如何に立ち向かうかを見守る(ありていに言えば命の危険=生命体としての生命が失われる状態に至るまでは、大怪我をしようが陵辱を受けようが、どんなピンチになろうと放っておく)ために、一種突き放したような行動をとることも多い。
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