自然文検索
別名:自然語検索,自然言語検索,話し言葉検索
自然文検索とは、検索システムに対して、検索システムに特化した方法ではなく、話し言葉のような、人間的に自然な文章を入力し、必要な検索結果を得る技術のことである。
自然文検索では、多くの場合、入力された文章を、名詞・助詞・動詞などに品詞分解し、キーワードとなる「IT」「最新」「技術」などを抽出して実際の情報ソースに検索をかけて、ユーザに情報を返すといった仕組みが採用されている。
従来の検索エンジンでは、例えば最新のIT情報に関する話題を調べたい場合には、「IT 最新技術 ニュース」といった調子でキーワードを複数入力し、検索結果に引っかけるという手法がとられている。自然文検索が実現されると、「ITの最新技術を知りたい」のような文章を入力して検索を行い、その内容に応じた検索結果が得られるようになる。
2008年現在、自然文検索は、一般的な検索エンジン上では実現されていない。企業のヘルプデスクや大学の文献検索などのような一部のサービスでは実用化されている例もある。なお、自然文検索に似た言葉に、あいまい検索という言葉がある。あいまい検索は、表記や送り仮名が微妙に異なるために一致しなかった検索結果を抽出する機能である。
自然言語処理
(自然言語検索 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/11 14:00 UTC 版)
自然言語処理(しぜんげんごしょり、英語: Natural language processing、略称:NLP)は、人間が日常的に使っている自然言語をコンピュータに処理させる一連の技術であり、人工知能と言語学の一分野である。「計算言語学」(computational linguistics)との類似もあるが、自然言語処理は工学的な視点からの言語処理をさすのに対して、計算言語学は言語学的視点を重視する手法をさす事が多い[1]。データベース内の情報を自然言語に変換したり、自然言語の文章をより形式的な(コンピュータが理解しやすい)表現に変換するといった処理が含まれる。応用例としては機械翻訳や仮名漢字変換が挙げられる。
- 1 自然言語処理とは
- 2 自然言語処理の概要
- 自然言語検索のページへのリンク