胡錦濤によるラサ戒厳令布告とは? わかりやすく解説

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胡錦濤によるラサ戒厳令布告

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 10:16 UTC 版)

チベットの歴史」の記事における「胡錦濤によるラサ戒厳令布告」の解説

詳細は「胡錦濤#チベットでの活動」を参照 1988年12月チベットとの平和的対話積極であった胡錦濤チベット自治区党委書記就任する(〜1992)。 1989年1月24日パンチェンラマ10世は、中国政府用意した演説原稿無視し「「チベット過去30年間、その発展のために記録した進歩よりも大きな代価支払った二度と繰り返してならない一つ過ち」と自説述べ中国政府再度非難したその4日後の1月28日死去暗殺説もあるが、中国政府心臓麻痺によるとしている。 1989年2月17日旧正月チベット国旗が、ジョカン寺に、2月20日には市内16箇所掲揚された。 1989年3月5日ラサ市内で数百人がデモ行進行いチベットの国旗掲げて独立主張した武装警察発砲し無差別大量殺戮強行する。翌3月6日も、チベット人デモ行進行い参加者数千人にのぼり、中国銀行警察署官公庁建物襲撃された。3月6日夜から中国武装警察が、チベット人の各家庭襲撃し、扉を叩き壊して住民殴り倒し子供老人銃殺しもした。 翌1989年3月7日胡錦濤ラサ戒厳令布告する。これは中華人民共和国史上初のことだった。会合行進陳情請願集会禁止され武装警察によるチベット人への暴行展開され中国ジャーナリストのタン・ダーシェンによると、400人が虐殺され数千人が負傷し3000人が逮捕された。 欧州議会1989年3月15日中国によるチベット人抑圧について非難決議決定するイタリア1989年4月12日非難決議採択ラサ戒厳令1990年5月1日まで続いた詳細は「六四天安門事件」を参照 ラサ戒厳令布告され一月後の1989年4月15日胡耀邦死去すると、翌16日から北京大学生中心に追悼集会が開かれてから、共産党腐敗民主化訴えたデモストライキが行われるようになる。21日には10万人を超え5月に入ると中国全土デモ50万人規模となり、5月19日北京戒厳令布かれ5月23日にはデモ100万規模となる。6月3日夜中から6月4日未明にかけて、中国軍発砲開始デモ隊鎮圧する死者数不明だが、数千にのぼるともされる。この事件受けて西側諸国中国に対して経済制裁実施武器持たぬ市民への「虐殺と言える武力弾圧に対して譴責発表し、G7 による対中首脳会議停止武器輸出禁止世界銀行による中国への融資停止日本からの対中借款停止などの外交制裁実施した胡錦濤は、チベット自治区最高責任者にあった4年間、分離主義弾圧経済建設推進政策実行した胡錦濤によるチベット独立運動弾圧は、北京政府評価され、のち中央政府幹部昇進する理由となったともいわれる一方チベット人からは胡錦濤弾圧当事者として以後糾弾され続ける。 1989年10月亡命中のダライラマ14世ノーベル平和賞受賞。「独立」にかわり「真の自治」を求めることで妥協をはかる ストラスブール提案提示中国抗議12月10日ダライラマ法王オスロ演説行った法王チベット独立放棄し中国国内での高度な自治要求し武力用いず平和的な問題解決主張したダライラマ14世翌年から積極的に各国訪問する

※この「胡錦濤によるラサ戒厳令布告」の解説は、「チベットの歴史」の解説の一部です。
「胡錦濤によるラサ戒厳令布告」を含む「チベットの歴史」の記事については、「チベットの歴史」の概要を参照ください。

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