ジョカン寺とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 世界宗教用語 > ジョカン寺の意味・解説 

ジョカンじ 【ジョカン寺】

チベットラサにある仏教寺院トゥルナン寺・大招寺とも(招を昭と書くこともある)。七世紀中頃吐蕃王がネパールと唐から二人王妃迎えたが、二人が奉持した仏像本尊として、ジョカン寺とラモチェ寺二つ建立された。

トゥルナン寺

(ジョカン寺 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 16:46 UTC 版)

ジョカン寺
ジョカン寺の金箔の屋根
チベット語名
チベット文字 ཇོ་ཁང་
ワイリー Jo-khang
蔵文拼音 Qo-kang
中国語名
繁体字 大昭寺
簡体字 大昭寺
拼音 Dàzhāosì
トゥルナン寺
トゥルナン寺
座標: 北緯29度39分11秒 東経91度07分53秒 / 北緯29.65306度 東経91.13139度 / 29.65306; 91.13139
寺院情報
所在地 中国チベット自治区ラサ市
宗教 チベット仏教
宗派 ゲルク派
テンプレートを表示

トゥルナン寺(トゥルナンじ)は、中華人民共和国チベット自治区の首府ラサにあるチベット仏教寺院である[1]中国名は大昭寺。一般的には本堂に相当する部分の名称であるジョカンと呼ばれることが多い。また、本堂という意味のツクラカンをつけて、トゥルナン・ツクラカンと呼ばれることもある。

正門前では、五体投地で祈る熱心なチベット仏教徒を多く見ることができる。

内部には多くのマニ車を備えた回廊があり、コルラすることが出来る。

本尊は、ソンツェン・ガンポに嫁した玄宗皇帝の娘、文成公主が中国から持参したとされる釈迦牟尼像である。

歴史

チベットを統一した吐蕃第33代のソンツェン・ガンポ王に中国より嫁いできた文成公主により、7世紀に建立された。2000年世界遺産ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群に追加登録されている。中国の5A級観光地(2013年認定)でもある[2]

2018年2月17日午後6時40分頃、火災が発生し、呉英傑党委書記が対応の指揮に当たった。[3]同日深夜までに消火され、怪我人は無いと伝えられた。なお、消火作業を撮影した画像が微博に投稿されたが、すぐに削除されている。[4]

脚注・出典

  1. ^ アンソニー・テイラー『世界の聖地バイブル : パワースポット&スピリチュアルスポットのガイド決定版』ガイアブックス、産調出版、217ページ、2011年、ISBN 978-4-88282-780-1
  2. ^ 拉萨市大昭寺”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。
  3. ^ 西見由章 (2018年2月18日). “ラサの世界文化遺産寺院「ジョカン寺」で火災”. 産経新聞. https://www.sankei.com/article/20180218-2DMEAWIFUVPUVJOQ2LIWK2K32M/ 2018年3月2日閲覧。 
  4. ^ “チベットのジョカン寺で火災=世界遺産、けが人なし-中国”. 時事通信. (2018年2月18日). https://web.archive.org/web/20180303050614/https://www.jiji.com/sp/article?k=2018021800242&g=int 2018年3月2日閲覧。 

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジョカン寺」の関連用語

ジョカン寺のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジョカン寺のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトゥルナン寺 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS