絹本著色山水屏風とは? わかりやすく解説

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絹本著色山水屏風〈/六曲屏風〉

主名称: 絹本著色山水屏風〈/六曲屏風
指定番号 144
枝番 00
指定年月日 1967.06.15(昭和42.06.15)
国宝重文区分 国宝
部門種別 絵画
ト書
員数 一隻
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  山水屏風とは真言宗秘法伝え灌頂【かんぢよう】の儀式調度的に用いられる屏風であるが、その名のごとく本図には全く宗教的内容はなく、自然の風物中に寝殿造り殿舎、柔【なえ】装束貴公子などを配した平安時代大和絵四尺屏風伝統伝えるものである。やや形式的なところがみられるので、鎌倉時代初頭ごろの作と推定されるが、大和絵屏風唯一の遺品として尊ばれる

絹本著色山水屏風〈/六曲屏風〉

主名称: 絹本著色山水屏風〈/六曲屏風
指定番号 1030
枝番 00
指定年月日 1923.08.04(大正12.08.04)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 絵画
ト書
員数 一隻
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

絹本著色山水屏風〈/六曲屏風〉

主名称: 絹本著色山水屏風〈/六曲屏風
指定番号 18
枝番 00
指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09)
国宝重文区分 国宝
部門種別 絵画
ト書
員数 一隻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

絹本著色山水屏風〈/六曲屏風〉

主名称: 絹本著色山水屏風〈/六曲屏風
指定番号 1891
枝番 00
指定年月日 1989.06.12(平成1.06.12)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 絵画
ト書
員数 一隻
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  山水屏風密教寺院において灌頂【かんじよう】の儀式使用される道具一つである。
 山水屏風には、白楽天はくらくてん】の盧山草堂【ろざんそうどう】を描いたとみられる平安中期旧東寺本【とうじぼん】(京都国立博物館国宝)、わが国風俗風物描いた鎌倉初期神護寺本【じんごじぼん】(国宝)、それに空海とゆかりの深い高野【こうや】・高雄【たかお】の霊境描いた鎌倉後期金剛峯寺本(重文)や旧堂本家本文化庁重文)などがあり、よく知られている。そのほか山水屏風はほとんど遺例がなく、わずかに旧東寺本系統属す本図と旧醍醐三宝院本(五島美術館重美)や本図と同図様で六扇のうち二扇を掛幅したもの頴川美術館出光美術館)があげられるぐらいである。
 本図一畳六扇に、のどかな春の景色背景にして、隠士第二扇)を訪れ老人第四扇)、すでに訪問終えて山中帰路につく天子一行第五・六扇)を描いた招隠図【しよういんず】といえるのである
 本図人物の面貌着衣山岳や土坡、樹葉重ね塗りなど所々後世補筆認められるしかしながら当初渺々広がる風景描いた画面構成側筆生かした土坡や樹幹輪郭筆鋒使った波頭水流線描など温和にして繊細な描写筆致大和山水図作風をよく伝えるものである。また第二扇と第五扇に色紙型を置き、各扇は黒漆塗の帖【ふち】を廻し、各扇を紐で結ぶ古い接扇【せつせん】の形式をとどめ(現状蝶番つなぎ)、裏面南宋風の古様な四綾【よんまいあや】(右第一扇は六綾)で表装しているなど、遺品まれな唐絵山水屏風【からえようせんずいびようぶ】の一つとして貴重である。
 制作年代伝統的な大和絵作風継承していることや当初すぐれた表現描写からみて、鎌倉時代にかかるものとみられる。(写真は次ページ参照
重要文化財のほかの用語一覧
絵画:  絹本著色山姥図  絹本著色山崎架橋図  絹本著色山水屏風  絹本著色山水屏風  絹本著色山王本地仏像  絹本著色山王本地仏像  絹本著色山王権現像



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