第四十一駆逐隊とは? わかりやすく解説

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第四十一駆逐隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 07:55 UTC 版)

冬月 (駆逐艦)」の記事における「第四十一駆逐隊」の解説

1944年昭和19年7月15日付で、秋月型駆逐艦2隻(霜月冬月)により第41駆逐隊編成される。第41駆逐隊司令には、駆逐艦雪風駆逐艦長や第21駆逐隊司令等を務めた脇田喜一大佐任命された。脇田は第41駆逐隊司令駆逐艦を「冬月」に指定した同時期、日本海軍南西諸島フィリピン方面増援輸送作戦実施していた。7月中旬第十一水戦隊司令官高間少将)は軽巡洋艦長良重重巡洋艦摩耶練習巡洋艦鹿島駆逐艦5隻(浦風型駆逐艦浦風清霜朝雲〉、型〈竹〉、秋月型冬月〉)という艦艇で、陸軍部隊沖縄方面輸送作戦ろ号作戦」を実施する出撃時の輸送部隊は、高間少将十一水戦司令官)直率の主隊(長良摩耶鹿島)と冬月艦長指揮警戒隊(冬月清霜、竹、朝雲浦風)という編成である。小発動艇2隻を積んでいた冬月には、兵員250搭載見込まれた。 北九州門司集結した「ろ号輸送部隊」は、7月15日中津湾を出港する17日沖縄島南東部中城湾到着した。ここで、先行した第二輸送隊摩耶朝雲浦風)と、第三輸送隊冬月清霜、竹)に分離する第三輸送隊南大東島への緊急輸送行った宮古島向かった第二輸送隊内地帰投せず、そのままリンガ泊地向かった第三輸送部隊は、輸送任務終えて18日夜に中城湾帰投した。19日残り輸送部隊沖縄出発する帰路冬月機関故障があったが、翌日内地帰投をもってろ号輸送部隊解散した帰投後、冬月ではディーゼル発電機クランクシャフト折損判明する。しかし、翌23日には出動訓練加わった同時期、アメリカ軍機動部隊硫黄島小笠原諸島空襲敢行していた。これに対処するため連合艦隊空母雲龍」を基幹とする急襲部隊指揮官小西要人雲龍艦長)を編成した空母雲龍軽巡洋艦五十鈴、第41駆逐隊霜月冬月)という戦力である。急襲部隊第三航空艦隊長官吉良俊一中将) の指揮下に入り雲龍東京湾進出した冬月8月11日に呉を出港し13日になり横須賀到着した当時シンガポール方面にいた霜月内地戻り合流それぞれ訓練従事した連合艦隊旗艦軽巡大淀東京湾におり、大淀水上偵察機急襲部隊対空射撃訓練協力した雲龍出動する事態生起せず、9月下旬には機動部隊復帰命令出される冬月9月21日から25日の間に横須賀海軍工廠入渠した。9月26日横須賀出発瀬戸内海回航される。翌日雲龍と第41駆逐隊は呉に到着した10月6日、第41駆逐隊冬月霜月)は横須賀に向かう。10月12日、第41駆逐隊軽巡洋艦大淀護衛して横須賀出港し、大分に向かう。同日夕刻御前崎17380海里遠州灘差し掛かったところで アメリカ潜水艦トレパン雷撃受けたトレパン相手を2隻の扶桑型戦艦と2隻の秋月型駆逐艦判断し魚雷を6本発射して戦艦駆逐艦に1本ずつ命中させたと判定した続いて艦尾発射管から軽巡大淀に対して魚雷4本を発射したが、この攻撃失敗した魚雷冬月艦首命中し18番フレームより先が折損して垂下した戦死者1名。沈没には至らなかったが、発揮可能速力14ノット低下する自力航行内海西部へ移動大淀とわかれる。冬月は呉に入港し呉海軍工廠にて修理が行われた。脇田喜一大佐41司令)は司令駆逐艦冬月から霜月変更した冬月捷号作戦参加できなかった。また修理の際、艦首形状直線型に改められた。

※この「第四十一駆逐隊」の解説は、「冬月 (駆逐艦)」の解説の一部です。
「第四十一駆逐隊」を含む「冬月 (駆逐艦)」の記事については、「冬月 (駆逐艦)」の概要を参照ください。

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