第一次改装とは? わかりやすく解説

第一次改装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 02:24 UTC 版)

金剛型戦艦」の記事における「第一次改装」の解説

第一次世界大戦でのユトランド沖海戦では遠距離砲戦でほぼ垂直に落下する砲弾によりイギリス艦隊多大な損害生じた。この時の戦訓により各国海軍戦艦巡洋戦艦への水平防御強化迫られた。日本海軍例外でなく金剛型に対して水平防御強化のための第一次改装が行われた。 実施時期 この第一次改装は榛名1924年大正13年3月から1928年昭和3年7月30日もしくは7月31日)まで横須賀海軍工廠で、霧島1927年昭和2年3月から1930年昭和5年4月16日もしくは3月31日)まで呉海軍工廠で、金剛1928年昭和3年12月1日から1931年昭和6年9月15日もしくは3月31日)まで横須賀海軍工廠行われた比叡については後述する。 水平防御 弾薬庫上に4インチ(101.6mm)のNVNC甲板が、また機関上には3インチ(76.2mm)のHT鋼板追加された。水中防御としては舷側1インチ(25.4mm)のHT鋼板3,4重ね、その外側バルジ設けた。これで対36cm砲弾防御とされたが不十分だったとされている。 主缶 この改装では同時に主缶換装行われている。竣工時は各艦石炭重油混焼缶を36装備していたが技術進歩により1缶当たりの出力があがり、榛名場合、ロ号艦本重油専焼缶6基、同混焼10基に交換された。またその後改装され金剛霧島場合専焼缶4基、混焼缶6基と更に少なくなっている。これにより今まで燃料石炭が主、重油であったが、重油が主、石炭従の形となった。更に重油専焼となるのは第二次改装を待つ必要がある。また外観上の変化としては缶の換装により煙突が2本となった。これは旧第1煙突撤去された形となった速力 主機交換されなかった。改装による排水量増加バルジによる艦幅の増加などから速力低下したちなみに改装後公試成績榛名25.9kt、霧島26.3kt、金剛26.0ktであった比叡以外の金剛型各艦は1931年巡洋戦艦から戦艦類別変更している。 航空兵水上機搭載であるが金剛はすでに改装前から搭載していた。榛名霧島はこの改装から搭載された。 高角砲 8cm単装高角砲4門と7.7mm機銃3挺が装備された。 水雷兵装 この頃には戦闘を行う距離が延伸したことにより有効性減った考えられ水中魚雷発射装置4基を撤去した

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第一次改装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 04:19 UTC 版)

戦略空母建御雷」の記事における「第一次改装」の解説

第二次世界大戦終盤ドイツ軍の攻撃損傷受けた後、休戦期間中舷側車両積載ハッチ設けるなど輸送艦能力追加され中期までは戦車兵員といった陸上兵力輸送任務行った。 「新・旭日の艦隊第10巻巻末記述によれば改修後基準排水量78千トンで、満排水量9トン余りとされている。

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