竣工後から第一次改装時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 02:42 UTC 版)
「ガングート級戦艦」の記事における「竣工後から第一次改装時」の解説
数々の紆余曲折を経て設計が決まったガングート級であるが、前述の船体設計のミスにより建造が大幅に遅れ、辛うじて第一次世界大戦中に完成したものの、ほとんど行動できず、更に戦後のロシア革命により艦名は様々に変更された。 「ガングート」→1925年「オクチャブルスカヤ・レボルチャ」 「ペトロパヴロフスク」→1921年「マラート」→1943年「ペトロパヴロフスク」→1950年砲術練習艦「ヴォルコフ」 「ポルタワ」→「ミハイル・フルンゼ」 「セバストーポリ」→1921年「パリジスカヤ・コンムナ」→1943年「セバストーポリ」 このうち「ポルタワ」はペトログラード付近で船内火災により大破し、沈没を防ぐためにネヴァ川の川面に座礁させられた後は、1925年に使える兵装や部品を取り外して船体は放置された状態で、1926年に「ミハイル・フルンゼ」と改名、1928年に復旧工事が開始されたが遅々として進まず、結局は1950年代に解体された。 他3隻は予算や人員の都合から放置されたために練度の低い海軍の運用による損害を免れて1922年のソビエト海軍発足時まで生き残った。稼動状態にあった3隻は1924~26年にかけて整備を兼ねた第一次近代化改装を行った後に再就役した。
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