竜神高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:25 UTC 版)
箱根編の舞台。数年前までは女子校だったらしい。 芦ノ湖付近の山中にあると思われる、全寮制の高校。 紫室 千乃介(しむろ せんのすけ) 高校1年生。おとめ座のA型。 短髪の美少年。兄である一乃介が少年院に収容されたことで、一乃介と対立していた不良グループと対立している。最大の理由は、一乃介の腹心だった南田と多岐川があっさり松坂の下に入ったため。 自らも不良っぽいひねくれた行動をしているが、根は素直。元は優等生だったらしい。 箱根編終了後、一乃介と狭霧が同居することになったため、複雑な心境だったが、その後狭霧は帰郷。赤目編にて一乃介と仲良く宝探しツアーに参加している。 南田 隼人(みなみだ はやと)「九頭竜の隼人」 坊主頭で長身。高校3年生。やぎ座のA型。 かつては一乃介の右腕として、また中学時代には「九頭竜の隼人」の異名を近隣に轟かせていたが、一乃介が少年院に入ると同時に松坂の配下になる。 伊豆の佳那とは中学時代の友人だった。 早苗の想い人でもある。 多岐川(たきがわ) 高校2年生。かに座のO型。 角刈りっぽい髪型で短躯。隼人同様一乃介につき従っていたが、松坂の配下に。小鉄が転入した先のクラスメイト。 松坂に対して矢島が啖呵を切った現場に居合わせ、矢島に惚れる。 池上 芳樹(いけがみ よしき) 高校3年生。 竜神高校生徒会長。一乃介が少年院に入って以降、千乃介の後見のような立場にいる。 真面目な優等生という評判だが、実は竜牙会に命じられ、拳銃を売っていた。 それを知った松坂に強請られていた。 岩下 早苗(いわした さなえ) 高校1年生。おとめ座のO型。 篠北の妹。実際には篠北の母の再婚先の連れ子であるため、血縁関係は全くない。 篠北を「姉」と慕っており、前髪を下ろしていると言う違いはあるものの、髪型も似せている。篠北自身も「妹」と思い、母から相談を受けて竜神高校への転校を決めた。 幼い頃、親切にされて以来一途に隼人のことを想っているが、松坂に強引に言い寄られてしまう。 吉永 美鈴(よしなが みすず) 高校2年生。さそり座のO型。 元々は東京の高校生だったが、赤坂で芸者のアルバイトをしていることが学校に知られ、転校。芸者姿は千代田編で見せている。 芸者時代の源氏名は「小鈴」。その頃街でチンピラに囲まれているところを篠北に助けられ、それ以来篠北にベタ惚れ。竜神高校女子寮で篠北と同室になるも、篠北は矢島と交代。結局矢島と同室になってしまう。 少々ハデな外見だが、江戸っ子気質が強く、曲がったことが嫌いという気っ風の良い女性で、同クラスに転入した矢島と意気投合、行動を共にすることが多かった。 職業柄か、色恋の道には目敏く、早苗と隼人の関係をいち早く見抜いた。 「用心棒編」終了後も、篠北絡みの短編で、貴子や桃山と一緒に登場する。 夏目 八千代(なつめ やちよ) 高校2年生。 篠北が転入したクラスにいた。早苗のことを何かと気にかけている。 放送部員で、早苗が松坂から逃げる際、放送室に匿ったりもしている。 1級下にたかしという弟がおり、彼が学校に内緒でアルバイト をしていることを知り、辞めさせようとする。 やじきたコンビによる松坂からの番格奪取宣言の場に居合わせ、その後篠北に惚れる。 松坂(まつざか) 竜神高校番長。 リーゼント風の髪型で、前髪を半分垂らした優男風を気取っている。 やじきたコンビから一目で「小人物」と看破されてしまった。 隼人とは中学時代からの同級で、隼人に対し敵愾心を燃やしていた。そのため、隼人を好きな早苗に横恋慕していたが、早苗を守るために同席していた篠北の態度を誤解し、強引に迫ろうとする。篠北の男性嫌悪症の元凶。 一乃介事件の内情を公表しない代わりに、一乃介に成り代わって番長となるが、これも隼人を自分より下の立場にすることが目的の一つだったと思われる。 紫室 一乃介(しむろ いちのすけ) 9月20日生まれ、高校3年生。血液型はA型。身長186cm。千乃介の兄。 ある事件により、少年院に入っていたが、仮出所。東京の坂口モータースで更生していたが、丸全製鉄の香山享二から託されたネガのために、坂口と共に逃亡生活を送ることとなる。 「箱根編」終盤で、紫室兄弟と池上芳樹の関係について、千乃介に語る。 箱根編終了後、用心棒編・又で剣望狭霧の保護者として同居。この時ハーディとも知り合うが、「変態」と聞いてびっくり人間大集合のような妙な人間と思いこむなど、少々天然な所がある。 赤目編では、賞品のマツタケ目当てに千乃介と共に宝探しゲームに参加していた。 竜神高校教職員(りゅうじんこうこうきょうしょくいん) 松坂たちの素行に頭を痛め、さらに矢島たちを訪ねて本庁(警視庁)の刑事が女子寮へ現れたことから、彼女達の事を調べるため、上京し三葉学園に現れた(貴子談)。 矢島たちが転校して2週間後に発生した、強羅公園内の乱闘騒ぎ翌日。彼女達を校長室へ呼び出し、調べていた事を明かした上で池上たちの事件直後であることから、学校側から退学処分にすると「いたずらに他の生徒達に刺激を与える」ことから、自主退学を求めた。 富士子(ふじこ) 竜神高校女子寮寮長。第9巻後半から登場。 上述にある、強羅公園で乱闘騒ぎを起こした矢島と篠北を叱責。 しかも、説教の最中に片桐が2人を訪ねて現れたことから、驚愕していた。早苗と美鈴から2人の処分がどうなるのかを訊かれた際、「悪くすれば退学 よくても無期停学でしょうね」と重い処分が下される事を示唆していた。
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