県立大花高校の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 23:29 UTC 版)
「LASTMAN」の記事における「県立大花高校の関係者」の解説
轟 静(とどろき しずか) 天才プレーヤーと名を馳せたバスケットボール選手であり本作の主人公。大花高校のOBであり、同校に非常勤講師として着任しバスケットボール部顧問となる。同校の女子生徒の体つきに興奮したりパンチラに興じるなど変態気質だが、竹沢曰く「(人としては最低かもしれないが)バスケに関わっている時は、最上の男」である。竹沢の娘・覚子(サトコ)に惚れており、彼女の前では良いカッコをしようとする。大家のおばちゃん(佐澤の母)との不倫疑惑により、マンションから追い出され竹沢家に居候している。 竹沢(たけざわ) 大花高校の教師であり、轟と馬場の高校時代の恩師。轟を同校バスケ部顧問に招聘した人物である。轟からは「竹セン」と呼ばれている(竹沢先生の略)。轟の高校時代に、体育館を遅くまで使えるようにしたり、自腹で遠征用のバスを用意するなど、轟ならびにバスケ部をサポートしており、轟もこのことに感謝している。覚子という娘がおり、彼女も同校で教師をしている。轟に再開する3年前は頭髪がフサフサだったが、現在は前頭部から頭頂部の辺りがだいぶ薄くなっている。轟が現役復帰を諦めず麗子のもとでリハビリを続けていたことや、真田の父親が3年前に亡くなったことを知っているなど、事情通でもある。 竹沢 覚子(たけざわ さとこ) 父と同じく大花高校の教師であり、轟が来る前まで同校バスケ部の顧問をしていたが、バスケットに関する知識はあまり無い。バスケ部の生徒達や轟からは「サトコ先生」と呼ばれ、親しまれている。バスケ部顧問としての轟は尊敬しているが、それ以外の人間性・女性関係・部員達への接し方には苦言を呈したり、時には手をあげることもある。部員達を下の名前で君づけで呼んでいる。轟と佐澤に惚れられている。 真田 博之(さなだ ひろゆき) 大花高校バスケ部員(2年生)。背番号は4。生意気で口が悪いため、名南(めいなん)高校との練習試合では轟の指示で、柿谷に対してトラッシュ・トーク(挑発)を仕掛けて柿谷のファウルを稼ぎ、結果的に柿谷を4ファウルで一旦ベンチに退かせた。ディフェンスを得意としており、その実力は県ベスト4の紅陽(こうよう)高校でも崩せないほどに成長したが、本人はオフェンスにも参加したい意志を持っている。身長は170cm。轟からは「ツンツコ」と呼ばれている。3年前に父親を亡くしており、病弱な母親が女手一つで家族を養っている。また、弟が3人、妹が1人おり、リッキーという名前の犬を飼っている。母親が体調を崩した時には家事を全てこなし、弟や妹の面倒をみるといった家族思いの一面もある。また、夜遅くまで自主練習したり、家族が寝静まった後バスケのDVDを観たり、早朝にドリブルの練習をするなど努力家でもある。 桜井 健太(さくらい けんた) 大花高校バスケ部員(2年生)。背番号は5。真田たち4人とは小さい頃から仲が良く、何をするにも5人一緒に行動を共にしていたが、5人で出来る何かをやりたいという思いをずっと秘めていた。そんな折、テレビでたまたま観た名古屋ファルコンズ時代の轟のダンクに心を奪われ、4人に声をかけて中学にバスケ部を作り、独学でバスケを勉強した。このように自身がバスケを始めるきっかけが轟であるという経緯があるため、他の4人のように轟に対して不信感を抱かず、全面的に信頼している。ヌけたところがあるのが唯一の欠点で、名南高校との練習試合ではドライブ(ゴールに向かって切れ込んでシュートを狙うプレイ)の意味が分からず、試合中に「轟さん、ドライブって何ですか?」と尋ねて相手チームに作戦をバらした挙げ句、トラベリングを取られてしまうミスを犯したことがある。しかし得意技であるそのドライブは、相手が「ドライブで来る」と分かっていてもなかなか止められないほどの完成度を誇り、一瞬で相手を抜き去ることができる。元々はボール運びやパスを捌く役割を担うPG(ポイントガード)だったが、地区予選での桜井の動きを観た轟からズバ抜けた瞬発力と俊足を評価され、SG(シューティングガード)に転向し、点取り屋(スコアラー)としての能力を開花させ、轟に「天才」と言わしめた。身長は170cm程度と真田と大差ない低さだが、ジャンプ力が非常に高くダンクも出来る。轟からはそのまま「桜井」と唯一普通に呼んでもらえている。 堀居 学(ほりい まなぶ) 大花高校バスケ部員(2年生)。背番号は6。メガネをかけているため、轟からは「メガネ」と呼ばれている。具体策を求めるなど理論的な考え方をするため、真田と衝突することがある。5人の部員の中では一番スタミナがないが、長身に似合わずロングシュート(3ポイントシュート)が上手く、紅陽高校との合同合宿の中でその才能を開花させていく。佐澤よりも身長は高いが、ポジションはC(センター)ではない。 皆浦 純一(みなうら じゅんいち) 大花高校バスケ部員(2年生)。背番号は7。元々はSGだったが、桜井のSG転向に伴いPGへ転向した。PG転向後は得意のボールハンドリング(パスを受けたりドリブルをする時のボール捌き)やボールキープ能力を活かして、紅陽高校のスティールを0に抑えた。目が細いため、轟からは「細目」と呼ばれている。 佐澤 敬文(さざわ のりふみ) 大花高校バスケ部員(2年生)。背番号は8。得意なプレイはリバウンド(シュートミスしたボールを奪うこと)で、ポジション取りが上手い。身長は180cm。ポジションはC(センター)。“坊ちゃん刈り・太い眉毛・タラコくちびる”というかなり個性的なルックスのため、轟からは「ブサイク」と呼ばれている(しかし本人にその意識はなく、ブサイクと呼ばれると怒る)。「○○(だ)ぎゃ」、「○○(だ)がね」、「でら○○」などの名古屋弁を話す。轟と同じくサトコのことが好きで、紅陽高校との合同合宿では宿舎の露天風呂の岩壁を轟と共によじ登り、彼女の入浴シーンを覗こうとした(しかし、二人とも失敗に終わった)。
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